何十年もの熟成を経て

「何十年も瓶熟成したワインを見て欲しかったのです」というルロワ氏。確かにブルゴーニュで半世紀までの熟成を見せるワインは少ない。だが数年から十年ほどの若いワインもみな、果実味をはじめとして味わいの自然なバランスが良い。やはり、天才的なワイン造りとしか言いようがない。除梗(ブドウの軸のような部分を除く)やろ過をしないなど伝統的な醸造を守るだけでなく、ビオディナミのようにメンタルな部分も含めて見事なバランスを取っているのだ。

試飲の際に開けられたボトルが勢揃い。壮観である。

彼女はぶどうの樹を、自分の子供のように世話している。たとえば4月からは蔓を剪定しないで伸ばし、互いに編み合わせて上へ上へと育てているのだという。あまり見かけない方針だが、彼女はこれがベストだと確信している。「ぶどうの樹はディオニソスの息子、大地の娘なのよ。太りすぎの女性ではなくて、スリムなレディに育てるのです」 我々に文句などあろうはずがない。彼女のこうした直感から、今回見たような素晴らしいワインが造られているのだから。

関連サイト


 ■ 高島屋オンライン: ルロワのワインを販売している高島屋のサイト
 ■ グッドリブ: ルロワのワインを輸入する、高島屋の子会社
 ■ ドメーヌ・ルロワ(英語・フランス語): 本文中のワイン生産者サイト

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