トップ生産者に安定感

県知事も駆けつける山梨のイベント
毎夏、甲府で開かれる『国産ワインコンクール』が日本のワインの水準を高めるひとつの原動力となっている。日本で醸造されるワインの多くが輸入果汁で作られるのに対して、ここで言う『国産』は日本で栽培されたブドウを意味する。コストは高いが、その土地、その畑、その栽培者に独特の味が出る。国産であっても大半のワインは凡庸な甘口だが、栽培・醸造の水準が上がると共に近年のトップ生産者によって、手頃な値段で海外に遜色ないワイン、そして日本ならではという個性が表現されるまでに至っている。嬉しいことに、今年の受賞ワインでは上位生産者に全体的な安定感を感じた。

さらに味の水準が向上

新たに上位入賞した生産者に来場者は興味津々
金銀銅そして奨励賞があるが、金賞の10ワイン、銀賞の55ワインに印象深いものがある。昨年出品したのと同じ銘柄が、熟成したりヴィンテージが変わったりして評価が高まる場合も見られた。昨年、銅賞ワインの中でずば抜けた品質を見せていたダイヤモンド酒造『シャンテ 甲州樽発酵2005年』だが、今年は2006年ヴィンテージが金賞となった。同様に山梨ワインの『カベルネ・ソーヴィニヨン七俵地畑収穫2004年』が昨年銅賞だが、今年は2005年が金賞となっている。若い醸造家がさまざまな工夫を凝らして、さらに完成度の高いワインを造るようになっているのだ。

若い者に負けてはいないのはこの人>>