トスカーナ名物、牛と豆
『上州和牛サーロインステーキ トリッパのフィレンツェ風煮込みと共に』 |
4皿の料理それぞれに少し変わった食材を盛り込んでいるが、どの皿も出汁を軽めに効かせることで素材の味わいを引き立てているように感じる。これはシンプルでヘルシーなスタイルだろう。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ |
(コル・ドルチャ)
レーズンのような果実味と、しっかりとしたアルコール分がふわっと香る。熟した、色の濃い野菜それからスパイスのような香りが詰まった赤。
さすが長熟タイプのブルネッロ、しかも作柄の良かった年である。すでに美味しく飲めるが、まだまだ若々しい。あと10年は豊かな風味を醸し出し続けそうである。
和牛のコクやトリッパのトマトソースに負けない、がっちりとしたワインである。
カルミニャーノ・リセルヴァ・ロッソ |
(ラ・ピアッジャ)
色が濃くて、向こうが見えないほどである。香りは濃厚で、ひとくち含めばインパクトも充分。果実味はしなやかで、スムーズな口当たり。
気候が難しかった2002年に、ここまで凝縮感としなやかさを出すのは並大抵のことではない。近年台頭しているワイナリーの勢いを感じる。
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