これがタナの真髄だ!
5. シャトー・ブースカッセ2003年
(65%タナ、25%カベルネ・ソーヴィニヨン、10%カベルネ・フラン)
タナをカベルネ2種で和らげつつ芳香の気高さ・複雑さを付け加える。しっかり濃く渋味もありスパイシーだが、なめらかな果実味や酸味がフィニッシュに感じられ、そろそろ飲み頃。
6. シャトー・モンテュス2003年 (80%タナ、20%カベルネ・ソーヴィニヨン)
粘土や石灰質の土壌に大小の石が混じる急斜面の畑。タナの割合が高く、動物的な香りやレーズンのような熟した果実味あり。後味も堂々たる力強さで、10年ほど瓶熟成させたくなる。
7. シャトー・モンテュス・プレステージ2002年 (100%タナ)
香りからして新樽100%で濃厚そう。口に含んですぐにドンとくる、重厚さ。先のワインのレーズン的な果実味やスモーキーな香り、充分な酸味がさらにパワーを増す。これぞタナの迫力。
8. シャトー・モンテュス ラ・ティル2001年 (100%タナ)
2000年から造っているプレステージ・キュヴェ。グラスに注いで、見るからに真っ黒でちょっと紫色っぽい。とろりと熟した果実味が全ての風味と渾然一体。タナでここまで表現出来るとは!!
すべて味わって感じるのは、味わいに値段相応の説得力があること。ブリュモン氏もコストパフォーマンスの高さを目指している旨をコメントしていた。欧州ではすでにフランス南西地方の高級ワインの定番となったモンテュスとブースカッセに加えて、今回は巧みに造られたヴァン・ド・ペイのお値打ちさが光った。ブリュモン氏は数年おきに新しい商品や事業などで話題を提供してきているから、これからもきっと嬉しいサプライズが続く事だろう。
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