ヨーロッパのワインと中国料理を合わせる

中国料理と言えば、ビールや紹興酒を注文する人は多い。だが敢えてワインを飲んでみると、これが非常に合うのだ。ワインをひいきして言っているのではない。生産者の代表が、わざわざ日本にやって来て「ぜひ試してみて下さいね!」と言っているのだ。
左からヴェスピサー氏、アウメスケットさん、バラ氏

今回EUとも協力して来日したのは、アルザスワイン委員会・会長のジョルジュ・ヴェスピサー氏、コート・デュ・ローヌワイン委員会・事務理事のパスカル・バラ氏、そしてスペインの酒精強化ワイン、シェリー生産地呼称統制委員会からはカルメン・アウメスケットさんである。彼らを迎えて新高輪プリンスホテル『桃李』の北京料理に、下記6種類のワインを合わせて試した。

■ アルザス
1.白 リースリング アンドロー 2004年 (マルク・クライデンヴァイス)
2.白 ゲヴュルツトラミネール キュヴェ・パティキュリエール 2004年 (ロレンツ)
■ ローヌ 
3.赤 コート・デュ・ローヌ パラレル45 2003年 (ポール・ジャブレ・エネ)
4.赤 コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ 2003年 (アラン・ジョーム)
■ シェリー
5.白 フィノ フィノ・デル・プエルト (ホセ・デ・ラ・クエスタ)
6.白 オロロッソ・セコ ナポレオン ラ・ヒターナ (イダルゴ)


料理にワインを合わせる


前菜 個々盛り
さて、前菜は爽やかに始めたい。味の濃いアイテムもあるが、量的にミニサイズである。やはりアルザスのリースリング、爽やかな酸味とブドウのフレッシュなアロマがいい。それともシェリーであれば、これはフィノに限る。ざっくりとしたそれでいて新鮮な刺激が食欲をそそる。

大海老のチリソース
肉厚の海老を揚げてチリソースを絡めたものである。この甘辛いソースには、ゲヴュルツトラミネールのスパイス香やほのかな甘みが断然しっくりくる。おまけに油分やコクもあるので、ゲヴュルツのたっぷりしたエキスや香り、アルコール分がよく釣り合う。

真鯛のステーキ XO醤風味
旨味のある真鯛をさくっと焼き上げた切り身に、XO醤が入った少し濃い目のソースがかかっている。オロロッソのカラメル的な風味で合わせるか、グルナシュ主体のコート・デュ・ローヌを少し飲んで口中をすすぐといったところか。


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