これであなたもワイン通!?
コルク栓の周辺にはワックスのようなコーティングが塗られていたり、染み出したワインが乾いて固まったりして張り付いてしまうことはよくある。特に、ヴィンテージポートなどの甘口ワインはコルクがべっとりと固定されてしまっていることが多く、これをふつうのコルクスクリューで抜き取るのは至難の業である。瓶口を温めて糖分を溶かすとか、瓶口のガラスを熱した後で急冷して折り取るなどという荒業も行われてきた。
コルクが抜けない。どうあがいてもびくともしない。そんな時に試したいのが写真のコルク抜きである。えっ? 何十年前の商品だって? いやいや、埼玉県の新考社という業務用調理器具メーカーが販売している、最新型の商品である。箱の裏には使い方が図解されているが、まずは下の商品写真を見てほしい。
脚がコルクを外側からホールド
この「ワインツウ」、コルクの側面に長短の平たい「脚」を差し込んで挟み込み、らせん状に回しながら抜き取るコルク抜きである。この方式のコルク抜きは世界中で作られているが、ワインツウはパッケージがレトロでいかしている上に、本体も『Wine Too』のロゴがあってお洒落だ。私は何年か使っているが相変わらず堅牢な使い心地である。
瓶口の内径18ミリのボトル専用だが、これはかなり一般的なサイズなので、使えなくて困ることはあまりない。記念のワインなど、スクリュータイプのコルク抜きでコルクに穴を開けたくない時にはこれで開ければいい。そして、ふつうのコルクスクリューで引っ張ってどうしても抜けない時には、このワインツウの出番である。
ワインを注ぐ時にこれはスグレモノ!>>