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スクリューキャップのワインは安物?(2ページ目)

簡単に開けられるスクリューキャップは、安いワインの目印?美味しいワインを飲むためには、実はコルクよりスクリューキャップの方が、ずっと安心なのに、どうしてコルクが使われているのか?

執筆者:橋本 伸彦

「キュポッ」とコルクを抜きたい人々



グレイがかった黒色、ロウのような質感の「人工コルク」
ロウのような質感の「人工コルク」。柔かめのタイプもある

ではなぜ、高級ワインにスクリューキャップが使われないのか?まずイメージの問題がある。昔からワインはガラス瓶とコルク栓に入っているから、ワインはそうあるべきだと感じる。また、飲料全般に幅広くスクリューキャップが使われていることも、大衆的なイメージの一因だろう。

コルクを抜きたい、または抜いてもらいたい場合も多い。飲食店スタッフからよく聞く「やはりコルクでないと格好がつかない」「とても美味しいワインを勧めても、スクリューキャップというだけで注文につながらない」といった声である。コルクの気まぐれに付き合うのも、ワインの楽しみの一部ではある。

また、実際的にはコルクの香りの染みたワインに慣れているということもあることだろう。全く同じワインをコルクで詰めたものとスクリューキャップで詰めたもので比較して、風味の違いが実感できる。木の皮がアルコール溶液に触れていれば、匂いが染み出すのは当然とも言える。
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