ワイン/ワインの上手な選び方・買い方

ワインショップと仲良くなる3つの法則(3ページ目)

ワインショップで買物するには、どこがいいの?というあなた。タイプ別ショップの見分け方と、利用のコツがあります。ピッタリのショップを見つけて3つの法則を守れば、あなたもお得意様になれる!

執筆者:橋本 伸彦


ワイン店には4つのタイプがある

さて、ショップをおおまかに4つのタイプに分類して考えてみよう。

1.ワインコーナー併設の店
とにかく気楽に買いたい人には、スーパーやディスカウンターなどの量販店をお薦めする。千円以下の売れ筋ワインを豊富に揃えて、商品説明は簡単に書いてある。ここは「見た感じと価格で決めて下さい」という売り場。商品説明を丹念に読んでいても、長いことボトルを眺めて手にとろうと、ワイン本と首っ引きで選ぼうと文句は言われない。

ショップのカウンターでほほ笑む店主

カウンターで試飲できるショップも
2.カジュアルショップ
年中涼しい店内に、見やすいディスプレイ。明るい雰囲気と千円か2千円くらいが中心の価格。日除けやブラインドなどで、直射日光を遮る。チーズやパンなどの食品、グラスやワイン用品も豊富に揃う。この種のショップは「ワインを楽しんでください」と言いたいと思っていいだろう。ワインのバリエーションと楽しみ方が分かる。

3.専門店タイプ
ちょっと照明を落とした店内、ドアが閉まった保冷庫にワインを保管。3千円以上のワインが多い。ワイン専門書・専門誌のくたびれたやつが本棚に常備してある。試飲コーナーを併設、試飲会を開催。こんな店のメッセージは「うちはおいしいワインとおいしい飲み方を提案できます」だろうか。ワインに詳しいほど利用価値は大きい。

4.無頼派ショップ
店内は混沌としており、ワインの木箱やダンボール、書類やグラスなど、どこに何があるのか店主しか分からない。店主との相性が、旨いワインにありつけるかどうかという運命を決める。あきらかに店主のメッセージは「私を信じて、ついて来なさい」ということである。選り抜きのワインを飲んで店主と話をしたい人向けだ。

たいていのワインショップはこの4種類の雰囲気だが、たとえば「専門店」レベルでワインと日本酒のコーナーを「併設」といった複合タイプもある。あまり無理せずに自分の商品知識と予算、好みに合った所に行くといい。では、量販店以上のタイプのショップを開拓したい時には…


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