中国茶/中国茶館・茶藝館・カフェ

茗圃で極上のお茶を(2ページ目)

名古屋に2010年12月にオープンした香港の特上の味を楽しめるレストラン「茗圃」。その名の通り、素晴らしいお茶も味わえます。

執筆者:平田 公一

極上のお茶とともに


極上のお茶を淹れてもらえる

料理や洗練されたサーブだけで大満足のこの茗圓。しかし、この店の奥深さはそれだけに留まらない。

中国茶サイトで取り上げるわけだから、ここに「中国茶」がないわけがないのである。

そう、店名の「茗圃」とはまさに茶園を意味する。茗は陸羽の時代から茶を意味する言葉として使われていた。圃は園である。

茗圃では、香港といえば「楽茶軒」とも言われる中国茶の専門店、葉榮枝老師の茶を扱う。香港で良く飲まれるプーアルはもちろんのこと、白牡丹、鳳凰単叢、岩茶、鉄観音など、さまざまに料理に合った極上のお茶をサーブしてくれるのだ。

しかも、その品揃えは、その辺の中国茶専門店もかなわないと思う程。茶だけで一冊の茶譜(メニュー)が用意される。まさにワインリストならぬティーリストである。

しかも、それだけで驚いてはいけない。最近では「茶藝師」の名前が一人歩きしているが、香港の料理店で専門にお茶を入れる人を「茶博士」と呼ぶ。この店のさらに凄いところは、茶を入れる専門家、いわゆる「茶博士」がいるのである。


潮州式工夫茶:武夷水仙

実は、その茶博士は只者ではない。

何を隠そう、その女性は、十数年、キャットストリートの直ぐ近くにある「楽茶軒」を切り盛りしてきた中田ユキさんなのである。

もちろん、この店の董理事、森氏も相当お茶にこだわりがある御仁だ。森氏と中田女史の組んだタッグは、向うところ敵なしという感すらある。

彼女の誕生日とか結婚記念日とか、そんな特別な夜はもちろんのこと、ちょっと贅沢がしたいという気分の夜も、席をリザーブして、おいしい料理と極上のお茶に是非とも酔いしれたいものである。

茗圃
住所:名古屋市中区栄2-12-22 ウィン・コート白川
電話:052-253-7418
HP:http://www.myoho-nagoya.jp/
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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