今回は、台湾のおいしいお茶をいろいろと紹介してくれる「台湾茶ドットネット」の大倉さんにご登場いただきました。大倉さんは、木柵に滞在中から私の主催するサイトに立ち寄ってくださって、いろいろと木柵の情報などを提供してくださっていたのですが、今年帰国してオンラインショップを開店しました。では、早速、大倉サンにご登場いただきましょう。


台湾茶.net



▼ ガイド
さて、まず皆さんにお聞きしているご質問から始めさせていただきますが、そもそも大倉さんが台湾茶に興味をもたれたのはいつ頃、どんなきっかけが元になったのでしょうか?
▼ 大倉さん
5年ほど前、一人旅でたまたま訪れた阿里山で頂いた高山茶に感動し、すっかり台湾茶の虜になりました。日本では口にしたことがない体全体を優しく包み込む感覚です。今のように烏龍茶に対する予備知識などは全くなかっただけに、そのときの衝撃は大きかったです。日本に戻ってネットや本で台湾茶のことを調べては、大学が長期休暇に入る度にまた台湾へ飛びお茶を買っていました。その後も台湾茶への関心は高まる一方で、卒業後すぐに鉄観音で有名な木柵へ渡りました。

▼ ガイド
大学卒業後すぐに台湾へ行ってしまうというのがすごいと感心してしまうのですが、台湾ですぐ学ぶところって見つかったのですか?
▼ 大倉さん
幸いにも台湾の大学には茶道部があり、地域にはたくさんの茶道教室があったので、まずは授業や講習会に参加してみました。欧米人でも茶道を勉強している人がいましたが、意外にも台湾の先生はみな、外国人を温かく迎えてくれました。始めは言葉の問題もありましたが、英語を話す学生や日本語を話すお年寄りのお陰で、思い通りに茶道を学ぶことが出来ました。

▼ ガイド
この「茶道」というのはいわゆる茶藝教室のようなものをイメージすればよいのですか?
▼ 大倉さん
そうですね。日本茶道のような堅苦しい雰囲気はありません。まずはお茶に触れ、飲んでみることから始まります。その後、そのお茶の発展史を先生が解説してくれたり、皆でおいしく淹れる方法を研究したりします。先生も世話好き、話し好きな人が多く、質疑応答も活発です。

▼ ガイド
茶藝だけではなく、もっと突っ込んだお茶の勉強がしたいとは思いませんでしたか?
▼ 大倉さん
茶道教室といっても、いつまでも作法の稽古を繰り返すわけではなくて、実際に製茶を体験したり、茶藝館や茶器作家の工房を見学したり、日本茶道との比較をしてみたりと、内容も徐々に展開していきます。評茶関係の講義も多く、同じ種類のお茶の良し悪しを判断する練習をしました。その講義では、なぜそのような品質差が生まれるかというところにまで触れ、台湾茶の奥深さを知ることができました。私にとっても気候条件や土壌環境など、大学で学んだ知識との関連も多く、ますます台湾茶に興味を引かれていきました。 しばらくして中国語でのコミュニケーションが問題なくなると、お茶会等の通訳を度々任されるようになり、イベントの主に裏方として参加させていただき、御点前や評茶方法を実践的に習得していきました。

▼ ガイド
なるほど、実践で学んだことは非常に大きいですね。大倉さんは木柵に住んでいられたとのことですが、木柵を選んだのには理由があったのでしょうか?
▼ 大倉さん
理由はすごく単純で、木柵鐵観音が一番好きだから、住むなら木柵と決めていました。はじめから他の選択肢はなかったんです。ですから、住み始めた頃は木柵の住民になれたという理由だけで幸せを感じていました。 週末の夜になると、よく猫空の茶芸館へバイクを走らせお茶しました。できたてのお茶を現地でいただく気分は最高です。鐵観音の春茶は優しく広がる香りを持ち、冬茶は飲むと体がポカポカしてきます。気の置けない仲間同士でお茶を囲むと不思議と話題が尽きないもので、気づくと夜が明けてたこともありました。




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