“しょうが”が人気
記事で紹介の生姜を使った紅茶2種類。茶葉の色、生姜の量、香りのどれも対照的。 |
右の写真は、記事で紹介の生姜を使った紅茶2種類。右上から左下に直線をひいて上と下に異なる紅茶を並べています。写真左上が、わらビーハウス青葉園「ショウガ紅茶」、写真右下がマブロック社「ジンジャーツイスト」。
■わらビーハウス青葉園「ショウガ紅茶」
~じんわりと体にしみ込んでいく紅茶の味が特徴~
すべて国産原料を使用。 |
注目はすべて国内産原料から作られたということ。国内有数の茶産地 鹿児島県知覧でつくられた紅茶に、有機栽培された宮崎都城産しょうがを加えてできたのが、わらビーハウス青葉園の「ショウガ紅茶」。
しょうがの割合がかなり多いわりにはピリッと舌にあたる感じはなく、やんわりと感じるしょうがの感覚は、国産のそれも有機栽培ならでは。ストレートで、または甘みを軽くつけても、すっきりとした味わいが特徴です。しょうが成分のジンゲロールが体の芯からあたためてくれます。春先は気温が安定しないため、しょうが紅茶で体をいたわってあげられるでしょう。
■マブロック社「ジンジャーツイスト」
~刺激的なジンジャーフレーバーがチャイにしてもしっかり~
マブロック社ブレンダーのラナトゥンガさん。スリランカから来日。 |
また、スリランカ産紅茶メーカー マブロック社が販売する「ジンジャーツイスト」は、スリランカブレンド紅茶にドイツやスイス産のしょうが、さらにしょうがフレーバーを加えた商品。
新登場アンデスからやってきたハーブ
DeCasa
目的別に飲み分けるようブレンド。 |
標高4000m ペルーのアンデス山脈の高地で氷河の水と新鮮な空気のなか、オーガニック栽培のハーブを用いて生まれたブレンドハーブが登場です。
ペルーではとても馴染みが深いといわれている“ムニャ”というミントのような風味のハーブと、“クレン”というこれまた聞きなれないハーブがはいった「ディヘスティボ」というブレンドは、食後に飲んで消化を助けるそうです。これ以外にもアンデスハーブだけから作られるハーブが8種類。4月に販売が開始されるそうです。
広い場内でもっとも賑わっていた「全国食品博」
今年はさらに拡大し、全国から計414社が出展しました。地域を代表する食品を素材として作られた様々な商品から、ご当地スイーツをいくつかピックアップしてみました。
◆島根県「やさいのアイス」
シモンという芋はアイスに使われますが、葉のほうは食物繊維が豊富なお茶として商品化されています。 |
ルバーブ、ケール、大麦若葉、唐辛子、シモン。これらはすべて奥出雲で有機栽培される野菜。聞き慣れない“シモン”という野菜は、白さつまいもです。シモンのアイスは白い色をしていて見た目にはサツマイモが入っていると想像できませんが、味はほっくりしています。このほか、ケールやルバーブなどもどれもアイスとして食べやすい仕上がり。唐辛子アイスもピリッとした辛みはありますが、試さずに想像だけで食べないのは損というくらいで、意外性があるアイス。
◆北海道「とうもろこしプリン」
とうもろこしの甘さを引き立たせるようにとうもろこしの配合量も研究して完成。 |
北海道産の生乳に北海道で採れたとうもろこしの甘みを十分引き出したプリン。とうもろこしの量はくどくならないように配合し、砂糖なども極力抑えてとうもろこしの甘みを感じやすいように仕上げたもの。商品は4月以降の販売予定とのこと。
◆山形県「米粉ロール だだちゃ豆」
紅茶ならウバと一緒に食べてみたいロール。 |
だだちゃ豆を混ぜたクリーム入りのしっとりした食感が特徴のロールケーキ。昨年のやまがたふるさと食品コンクールで優秀賞を受賞したとのこと。ケーキの生地となる米粉には山形県産はえぬきを100%使用でもっちり、クリームにもだだちゃ豆の食感を残しているので噛みしめることでだだちゃ豆を実感できます。
■関連リンク・協力: フーデックスジャパン