以外に古くからあると思いきや、数千年のお茶の歴史を考えれば、比較的新しい画期的商品といえます。
ティーバッグには1袋あたり2~2.2gくらいの茶葉が入っているものが多い。 |
メーカーによって異なるティーバッグの形状や茶葉のサイズ
ティーバッグには1袋あたり2~2.2gくらいの茶葉が入っています。日本の水は軟水で紅茶が出しやすいため、たいていは2g入り。イギリスではロンドンなど硬水の地域もあるため茶葉はやや多めに、2.2 gとか2.5gも入っていることも。輸入されたイギリスのティーバッグは、日本で入れる場合、マグカップ用に使ってもよいくらい紅茶がよく出るものがあります。
ティーバッグは形状や素材に各メーカーのこだわりが現れます。形状は長方形型、丸型、ピラミッド型、さらに紐がついたものとそうでないものなど。素材は不織布が多いのですがコットン、ナイロンメッシュなども使われています。
ティーバッグの中は、まるで粉のような粉砕された茶葉が入っています。これらはダスト、とかダストより大きめの茶葉であるファニングスという茶葉のサイズが使われることが多い。これらは、製造工程のふるい分けによって、細かな網の目を通って分別された茶葉のグレード。このほか、大きなサイズの茶葉が入ったティーバッグも作られています。
ティーバッグも上手に生活に取り入れて
好みのティーバッグ入り紅茶は旅行に持って行くのにも便利。 |
ティーバッグを使うと、ティーストレーナーが不必要であり、ティーポットの後始末は楽。ティーポットを使わなくてもマグやティーカップで入れることができます。
日本でも紅茶売り場ではティーバッグはルースティー(ばら茶)と並び紅茶の消費に貢献しています。しかし、私たち日本人にはお茶を入れるという行為そのものが生活に根付いているため、茶葉からお茶を入れるということをとても大切に思う気持ちがあると思います。日常生活の中でティーバッグやルースティーを上手に使い分けながら、紅茶生活をエンジョイできることでしょう。