アイスティーにするならBOPの茶葉が扱いやすい。蒸らし時間を短めに抑えるのもクリームダウンを防ぐひとつの策。
前回に引き続き、夏を乗り超えるアイスティーについてご紹介します。紅茶専門店セレクトショップの中野さんと紅茶専門店ティーブレイクの水野さんにアイスティーにぴったりの紅茶ベスト3を選んでいただきました。

1位 ダージリン ファースト フラッシュ
「繊細な春のダージリンで、上品な香りのアイスティーが楽しめる」とセレクトショップの中野さん。ティーブレイクの水野さんは「アイスでも茶葉本来のもつ旨みと香りを味わえるのがダージリン。なかでも清涼感を味わうなら断然春摘み」と魅力を語ってくれました。


2位 ディンブラ
はっきりした華やかな味。最も紅茶らしいバランスのとれたアイスティーが出来るとお二人ともにディンブラを挙げられました。BOP(注)以上の茶葉を用いればクリームダウン(紅茶が白く濁ってしまうこと)も防ぎやすく入れやすいとのこと。キャンディより渋みははっきりと表れ、ほのかな香りとともにいただけるアイスティー。

3位 キャンディ
「クセが無くのみやすい」と中野さん。「茶葉のもつ甘みがアイスティーで生かされる」のが魅力だと語るのは水野さん。キャンディは紅茶を冷やしたときにできるクリームダウンが起こりにくく、紅茶としてアイスティーにするのに扱いやすいのも特長のひとつ。個性は少ないですが、飲みやすさを求めるならキャンディを選びたい。

ダージリン ファースト フラッシュについては、前回ご紹介した水出しでの入れ方が簡単にできて、贅沢かつ美味。ディンブラとキャンディについては水出しにしてしまうとせっかくの紅茶らしい香りや渋みがない、色の付いた水のようになってしまうので、水出しはおすすめできません。
ここで基本となるアイスティーの作り方をご紹介します。ディンブラ、キャンディだけでなく他の紅茶でアイスティーを作る時にも使えるので参考にしてください。

【基本的なアイスティーの作り方】
1.茶葉を量る。一人分ティスプーンに軽く1杯。(茶葉の量は茶葉が大きいOPなどでは中山盛りくらい必要。)

2.ホットで作る半分よりやや多い量の熱湯を注ぐ。蒸らし時間は茶葉によって異なるために、それぞれの表示に従ってください。ホットで入れる蒸らし時間より短めのほうが良いでしょう。
(私はディンブラ、キャンディともにBOPを使いましたが、蒸らし時間は約2分にして、ストレートでいただくのが一番合っていました。タンニンの渋みを弱めに出したいのであれば蒸らし時間は2分弱にしてみてください。)

3.一度別のポットに茶葉を漉しながら注ぎいれた後、たっぷり氷を入れたグラスに注ぐ。


アイスティーを作った後どうしても渋みが強すぎると感じたら糖分を加えるのもひとつの方法です。カロリーも控えめな甘味料をアイスティーに入れても溶けやすくて便利です。

(注)BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)は紅茶の製造過程でできる茶葉のサイズ。カットされ比較的細かくなっている茶葉。

■協力いただいたティーショップ
紅茶専門店ティーブレイク

紅茶専門店セレクトショップ

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