トレゴスナン エステートとトゥルロの街
コーンウォールからイギリスの新たな紅茶を生んだトレゴスナン エステート。 |
この巨大な敷地はTregothnan Estate(トレゴスナンエステート)。1335年以降、ファーモス卿一族によって保護され、現在ファーモス卿のご子息であるボスコーウェン家の所有として、海外の珍しい植物、あらゆる種類の葉、巨大な樹木などを幅広く扱う総合園芸業を営んでいます。
トレゴスナンティーを生んだ人とは
世界の茶栽培について研究しているジョーンズ氏。 トゥルロ出身の彼がスコットランドや日本での経験を積みトゥルロに戻ってきたのが1996年。2005年はダージリンについても現地での研究を行いました。 |
しかしイギリス国内でお茶が栽培できるのでしょうか?
ジョナサン氏は、コーンウォールのトレゴスナンにはダージリンに勝るとも劣らない特有の環境があると判断。トレゴスナンエステートの土壌は酸性で、湿気も十分にある。カメリア(ツバキ)については約200年前から観賞用として栽培していました。
ほのかな香りに滑らかな口当たりのクラシックティー。渋みが抑えられているのでミルクを入れなくても楽しめます。 |
トレゴスナンティー
それでは現在取り扱われているトレゴスナンティーをご紹介しましょう。
シングルエステートティー以外のブレンド茶はコーンウォールのD.J.マイル社の熟練した専門家が担当。 パッケージはチンツ(更紗)に見られる花柄模様が特徴のデザイン。 |
アッサム茶と中国茶にトレゴスナン茶をブレンド。
GREEN TEA (グリーンティー)
中国産緑茶とトレゴスナン茶のブレンド。
AFTERNOON TEA (アフタヌーンティー)
上質なダージリンとトレゴスナン茶のブレンド。
SINGLE ESTATE (シングルエステート)
毎年限られた量しか収穫されないトレゴスナンで摘み取られたファーストフラッシュの茶葉のみからできたお茶。(今年の販売は終了したようです。)
トレゴスナンの夢
ヘッドガーデナーのジョーンズ氏は今後、ガーデニング、アートギャラリー、ティールームなどの入ったインターナショナル・ティーセンターを設立したいという目標も掲げています。ティープランテーションについては緑茶、紅茶の生産のほかにも将来的には白茶の生産も視野に入れているようです。園芸産業の長い伝統と歴史をもつトレゴスナンでは栽培についても5年などではなく100年といった長い単位で取り組んでいます。これらの夢がいつかなえられるかわかりませんが、ゆっくりと着実に夢を現実にしているジョーンズ氏とトレゴスナンから目が離せませんね。
■資料提供・協力:トレゴスナン ティー (英語)
オンラインショッピングにてクラシックティーなどの購入も可能ですが、イギリス以外の国からの注文は、発送が可能かどうか問い合わせが必要です。
■関連リンク:トレゴスナン(英語)