パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ブーランジェリー スドウ(松陰神社前)(2ページ目)

数々の名店でシェフを務めてた須藤秀男さんが世田谷にお店をオープン。ヴィエノワズリに菓子パン、ロールパンに食パン、料理パンにバゲットそしてスイーツとベーシックながら新しいセンスのあるパンをご紹介。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

ロールパンとチョコロール

ロールパン(90円)、チョコロール(130円)

本格ハード系の食事パンも食パンも、スイーツパンも料理パンもお手のもの、の須藤さんの新境地ともいえそうなのが、ロールパン。

たまごを塗らない照りのないタイプで、ふんわりしっとりした食感です。品のある香りは自家製ホップ種でしょうか。最近の新作チョコロールは、パン オ ショコラで使うようなベルギー産のチョコレート入りです。ありそうでなかった味わいにちょっと感動します。

ブーランジェリースドウの料理パン

左から、フォカッチャノルマンディー(260円)、ポワロー(300円)、プチトマトとオリーブのフォカッチャ(300円)
ピザ各種、揚げナスとソーセージ(320円)、本日のカレーピザ(400円)、インカの目覚めとキノコ(350円)

発酵クリームとバジル、白胡椒、エダムチーズの「フォカッチャノルマンディー」、長ネギ、自家製オリーブペースト、エダムチーズの「ポワロー」など、どこか白っぽい雰囲気が冬の季節によく合います。こうした 料理パンが並び始めると、店内のお客さんたちは皆、次は何が出てくるのかと注目します。

自家製カレーを使った日替わりのカレーピザというのがあります。この日は栃木県産のちぢみほうれん草、ソーセージ、チーズなどをたっぷりのせた、ランチに最適なピザでした。

ブーランジェリー スドウのフランスパン

プチSバゲット(100円)、Sバゲット(300円)
うぐいす豆、大納言(各230円)

おいしいバゲットといえば、多めの水分を加えた生地を長時間発酵させ、粉の甘味をじゅうぶんに引き出したもの。職人技のみせどころです。 スドウのSを冠したSバゲットは、午前中に売り切れてしまうこともある人気商品です。お試しには小さめサイズのプチSバゲット。でも、もっと食べたくなって、大きいほうを買っておけばよかった、と思う可能性大です。

細長い不思議なかたちのパンは、ペルティエ時代を彷彿とさせます。豆の入ったこのハード系のパンのファンは多いはず。わたしも大好きです。

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