パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ムッシュソレイユ【西荻窪】(2ページ目)

オープンから12年。ムッシュソレイユはいつも変わらずそこにあるパンやお菓子を目指して買いに来る地元の人たちでいつも賑わっています。パン職人であり、料理人、菓子職人の腕も持つ竹内勉さんを取材しました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

料理からお菓子、そしてパンへ

ムッシュソレイユのシェフの竹内勉さんは、もとは料理人を志していました。

フランス料理店での修行中、デザート部門を担当した時に「レストランのデザートは生地から組み立てまですべてを一人で担当するけれど、パティスリーのお菓子はどんなふうにつくられているのだろう。現場を見てみたい、と思って」島田進シェフ時代のシェ・シーマへ。そこでは、料理の道でも生かしていかれるお菓子を中心に学ぶことができたそうです。

その頃の竹内さんには田舎でペンションでもやろうか、というような漠然とした夢がありました。 料理、デザートとくればパンも現場で勉強しておきたい。そう思った彼はドゥースフランスビゴの店を紹介してもらいます。

業界では昔からパン職人は、料理人や菓子職人に比べて地位が低いように言われていましたが、ビゴの店には 、パンを料理やお菓子とともに広めながら、パン屋さんの地位向上に努める人々の存在がありました。そこで竹内さんは、パン職人になろうと考えるようになったのだそうです。「自分は、料理やお菓子の経験を、エッセンスとしてパンに取り入れ、 生かしていけたら……!」そして1996年にムッシュソレイユがオープンしました。

イチジクやクルミのフランスパンヴィエノワズリ系も充実
ワインのお供に最適、変わりフランスパンもロングセラー
竹内勉さん店の外にテーブル席がひとつ。
次のページはムッシュソレイユのパンをご紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます