パン/パン屋さん取材レポート(西日本)

ダム・ド・フランス【福岡】

かつてこんなにたくさんの種類のフランスパンが並ぶ店を見たことがなかったかもしれません。レイモン・カルヴェルさんの助手として来日、福岡でOPENして20数年のウイヨー・アンドレさんのお店を取材しました。

清水 美穂子

清水 美穂子

パン ガイド

2001年より、美味しいパンのある日常の愉しみ、パンとそれをとりまく人々の物語など、bread+something good(パンと何かいいもの)をテーマに執筆。興味があるのは職人の仕事と伝統文化。パンを愉しむ企画のコーディネイト、執筆多数。雑誌、書籍にて活動中。

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シンプルなフランスパンの種類が豊富

かつてこんなにたくさんの種類の「フランスパン」が並ぶ店を見たことがなかったかもしれません。昨年25周年を迎えたダム・ド・フランスは福岡は薬院大通駅に程近いスーパーマーケット、ボンラパスの一角にあるフランスパンの種類豊富なパン屋さんです。

縦長のフランスパンだけでもバゲット、バタール、パリジャン、ドゥーリーブル、ペイザンの他に数種類、毎朝10時頃には、まだパチパチ言っている焼きたてのパンが立ち並びます。フランスではこれを「パンの歌」というのだそうです。


昨年でオープン25周年売り場から厨房の様子が見える

ウイヨー・アンドレさん

シェフのウイヨー・アンドレさんは日本のパン職人でその名を知らない人のいないレイモン・カルヴェルさん(フランス国立製パン学校の教授)の助手として1970年に初来日しました。

当時レイモン・カルヴェルさんと共に各地でフランスパンの指導にあたった人の中には「ビゴの店」のフィリップ・ビゴさんや「シェ・ピエール」のピエール・プリジャンさんもいました。
1982年にウイヨーさんはダム・ド・フランスをオープン。福岡でフランスの食文化を伝える人となりました。

ウイヨー・アンドレさん


次のページはダム・ド・フランスのパンをご紹介します。
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