パン/パン業界情報、イベント

チーズとパンを愉しむ会4【ドンク丸の内】(2ページ目)

フェルミエの本間るみ子氏、クープ・デュ・モンド日本代表として活躍したドンクの岡田重雄氏、菊谷尚宏氏が案内するフランスチーズとパンとワインの会の最終回。サヴォワ・ジュラ地方のチーズとパンを味わいました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

山のチーズに合わせたパン

今回はサヴォワ地方、ジュラ地方をテーマにつくられたパンが紹介されました。

左からブリオッシュ・ド・サンジュニ、パン・ド・ロデヴ(プレーン、クルミレーズン)、セーグル・オ・ミエル(クルミ)

ブリオッシュ・ド・サンジュニ(奥)、ブリオッシュ・コンテ(手前)
毎回その地域のスペシャリテを特別につくるこのイベントですが、サヴォワ地方、ジュラ地方独特のパンというのは資料がなかなか見つからなかったようです。

唯一この地方のスペシャリテとして紹介されたのがブリオッシュ・ド・サンジュニ。
サヴォア地方のブリオッシュはピンクのプラリネが特徴なのだそうです。このピンクはグロゼイユの色。トップのマカロン生地もサクサクとしてやさしい雰囲気の菓子パンでした。

ブリオッシュ・コンテはジャガイモとコンテのスライスをサンドしたブリオッシュ。リッチな味わい。

お土産のパン

お土産のパンはパン・ド・ロデヴ(クルミレーズン)とセーグル・オ・ミエル(プレーン)。

ロデヴは小さな町の名前です。成形しないとされるこのパンは素朴なかたちで、生地は水分を多く含み、しっとりもちもちとしていて、目が粗く気泡があるのが特徴です。味の濃い料理によく合います。
フランボワーズの蜂蜜入りのセーグル・オ・ミエルには、ライ麦が30%入っていますが、サワー種を使うドイツパンと違ってフランスのライ麦パンらしく軽い食感です。

パン・ド・ロデヴ(クルミレーズン)
セーグル・オ・ミエル(プレーン)

ドンク丸の内店情報

この9月でOPEN2周年を迎えたドンク丸の内店はおいしいパンとともに朝食から料理とお酒をゆっくり愉しめる夕食まで丸の内の人々のライフスタイルに合わせたサーヴィスが人気です。

「チーズで巡るフランスの旅」は4回シリーズで第1回はパリ周辺第2回はロワール地方第3回はリヨン周辺で、今回が最終回でした。

季節や地域によって味の異なるチーズに合わせ、その地方のパンを世界最高水準にあるパン職人が焼くというこのイベントをきっかけに、パンとチーズ、ワインを組み合わせる楽しみを見つけた人も多かったことでしょう。
よく知る人のおすすめを味わったら、次は自分で選んでみる楽しみもあります。こういうイベントを経験すると、自分で選ぶ時にも作り手である職人や生産者、長い長い歴史にも思いを馳せることになると思います。パンの愉しみはそうして広がっていきます。

ドンクでは本物の美味、こだわりのイベントを今後も開催していく予定です。最新情報は下記サイトをご覧ください。

世界最高レヴェルの職人がつくる、さまざまなパン。
■ブーランジュリー・カフェ・バール ドンク丸の内
所在地: 千代田区丸の内2-1-1
明治安田生命ビル丸の内マイプラザB2
TEL:03-5219-5482

営業時間:
平日8:00~23:00(バールは17:00~)
土11:00~17:00
定休日: 日曜・祝日

東京メトロ千代田線二重橋駅3番出口より直結
三田線日比谷駅B7出口より徒歩3分
地図:Yahoo!地図情報

ドンクのホームページ
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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