パン/パン業界情報、イベント

フランス産小麦を使ったバゲットコンクール

ここ数年、日本のパン職人の技術が著しく向上し、本格的なバゲットがあちこちで食べられるようになってきた中、日本初のバゲットコンクールが開催されました。応募者数330名。最終審査と授賞式をレポートします。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

日本初のバゲットコンクール

日本初のバゲットコンクールが開催されました。 主催した鳥越製粉株式会社は故レイモン・カルベル先生(元パリ国立製菓製パン学校教授)に教えを請い、1960年に日本で初めてフランスパン専用粉を販売した会社。フランスパンの普及に貢献したカルベル先生に追悼の意を表して、コンクールは開催されました。
この記事では4月18日六本木ヒルズ内、テレビ朝日UMUでの最終審査と表彰式をレポートします。


最終審査出場者たち。九州や関西からも。女性は3名。

審査項目はバゲットのおいしさ、外観、内相

審査風景。会場は次々に袋から出されるバゲットのすばらしい香りに包まれた。
応募条件は鳥越製粉のフランス産小麦粉「ブション」を5割以上配合したバゲットを出品すること。 日本中から集まった応募者330名中、書類選考を通過した32名が最終審査に臨みました。

■審査項目と配点
APPARENCE(外観) 5点
形状、焼き色、クープ等がきれいか、おいしそうな外観か

INTERIEUR(内相) 5点
内相の目はバゲットらしくしっかり開いているか おいしそうか

DEGUSTATION(おいしさ) 10点
おいしいバゲットの味、香りがするか

同点の場合は「おいしさ」の項目に高得点のついた方を優先します。公正を期すためにバゲットには焼成場所と時刻が記されて並べられました。

■審査員
駐日フランス大使館 大使公邸シェフ セバスチアン マルタン氏
ビゴの店 代表取締役社長 フィリップ ビゴ氏
フランス食品振興会 日本代表 ジャン-シャルル・クルーアン氏
フランス「アミカルの会」副会長 ユベール シロン氏
フランス菓子研究家 大森由紀子氏
鳥越製粉株式会社 代表取締役会長 山下義治氏


バゲットには番号と焼成場所、時刻だけが記され、審査された。


次のページはいよいよ結果発表です。
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