パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

日本橋三越本店新館で約10種類の食パンを愉しむ フォートナム・アンド・メイソン(3ページ目)

日本橋三越本店新館に英国の老舗フォートナム・アンド・メイソン・コンセプトショップがOPEN。パンをプロデュースするのはあのユーハイム。10種類ほどもある食パンを中心に美味しいパンをご紹介します。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

フォートナム・アンド・メイソンのいろいろなパン

スコーン(200円)スコティッシュクロワッサン(210円)
モーニングロール(84円)ヤルタダムジカ(84円)
りんごのブリオッシュ(367円)

フォートナム・アンド・メイソンといえばスコーン。パンではありませんがこれも工房で作られます。スコーンは本国と同じレシピであっても英国の内麦など同じ素材が使えないため、何度もテストベイクされました。本国からOKが出るまで非常に大変だったそうです。プレーンとレーズンの他、日本では紅茶、チョコ、フルーツミックスがあります。甘味の柔らかいビートのグラニュー糖を使用しています。

今回のOPENのための英国出張で、シェフが出会ったイメージたちは素材や形を変えていろいろなパンの中に再生されているようです。
スコティッシュクロワッサンは珍しい四角い形のクロワッサン。表面はカソナードです。

モーニングロールはコンデンスミルクが練りこまれたやさしい味のロール。

ヤルタダムジカは譜面という意味の名を持つ平パンで、ちょっとエスニックな感じがします。それもまたシェフがイギリスで見つけてきたものなのでしょう。

りんごのブリオッシュはデザートのようなパン。大きな焼きりんごとカスタードが入っています。

ティールームではサンドウィッチやスコーン、ケーキ、伝統的なアフタヌーンティーなどが楽しめます。

トラディショナルサンドウィッチはエビとアボカド、卵、ロースとビーフ、キュウリとクリームチーズ、ハム、サーモンなどいろいろ。 パンは前述のティンブレッドのほか、コテージブレッドの生地で焼かれた食パンも使われています。

今年で創業100周年を迎える日本橋三越と300年の歴史を持つフォートナム・アンド・メイソン。 イギリスでの思い出のある人々の間で早くから話題となっていました。例えばあの雰囲気そのものが上陸するだろうかなど。
古き良き老舗はそのままの形ではなく、2004年の東京で歴史を重ねていきます。そこには新しい伝統の要素、美味しいパンの存在感がありました。

フォートナム・アンド・メイソン・コンセプト・ショップは日本での展開が世界初です。
来春には名古屋でのオープンが予定されています。

アフタヌーンティー
トラディショナルサンドウィッチ
フォートナム・アンド・メイソン

中央区日本橋室町1-4-1
三越日本橋本店新館B2

TEL 03-3243-9881

営業時間 10:00~20:00
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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