朝松庵カレー南ばん発祥の店カレーうどん100年2010年はカレーうどん全国普及から100年の年でカレーうどんの日も8月2日に決まった。発祥の店とされる目黒区の朝松(あさまつ)庵をたずねてみた。商店街のはずれに朝松庵がある。いわゆる街のお蕎麦屋さん的な風情でる。出前もするようでバイクには出前を乗せる仕掛けもしてある。店内は歴史を感じさせるようなカウンターと小上がり。100年の歴史を引き継ぐカレーうどんカウンターに座りカレー南ばん700円を注文。蕎麦もあるのでうどんと確認を。カレースープを調整してうどんにかけてくれる。どんぶりの縁ぎりぎりまでスープが来る。タマネギと豚肉が気持ち入っている。薬味に長ネギ。うどんは柔らかめの茹で置きが温められて入っている。カレー南ばん(うどん)700円久しぶりに食べる柔らか系。カレーはスパイシーな風味と出汁の味が交じり合ったものだが意外とさっぱり。軽くとろみもついていて想像しているカレーうどんのイメージは裏切らない。100年間この味で来ているということであるので敬意を表したい。思えば100年前カレーライスからヒントを得て開発されたであろうカレーうどんは当時は革新的な味であったろう。鰹節や昆布の出汁にカレーという当時日本に入ってきたばかりの食材があわせられたわけである。うどんの自由度の大きさと朝松庵の店主角田酉之介氏の発想の自由度が生んだ賜物であると思う。ちなみに12月1日は角田酉之介氏の誕生日で、氏の功績を記念してカレー南蛮の日として認定された。朝松庵東京都目黒区上目黒2-42-12電話 03-3712-1802営業時間 11時30分から15時 17時から20時30分定休日 火曜日※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。