才谷屋


川越市に本格讃岐うどんのセルフ店がオープン。
讃岐うどん職人養成で実績のある丸亀高等技術学校、讃岐うどん科出身の店主。
麺通団式セルフうどんは小江戸の町に新風を吹き込むか。
坂本竜馬ファンの店主が四国の高知でめぐり合ったのがうどん。

才谷屋店主の浅野さん

どっぷりとうどんの魅力に取り付かれて気が付けば香川で修業を始めていたというから人生は何処で何が起こるかわからない。
店の名前の『才谷屋』も竜馬にちなむ名前という、家紋も坂本家のもの。心底坂本竜馬とうどんに惚れているのだろう。

セルフうどんのシステムのおさらい


川越には老舗の蕎麦屋さんやうどん屋さんも多い。小江戸の別名を持つ街らしく古い文化財や街並みが残る。観光客も多い。
一日探索しても飽きないような見所の多い街であり首都圏からの散歩目的にも良い街である。
本川越駅から徒歩2分の場所だからここで腹ごしらえをして探索に出ても良いし帰りに立寄っても良い。
その意味では大人の街のイメージが強いのでうどんは歓迎されるだろう。
そのセルフうどん。自家製麺で讃岐から小麦粉を取り寄せるこだわりがある。食材も限りなく本場と同じものを使うポリシー。
讃岐では一般的なセルフうどんだが、近年はチェーン店も増えたのでそのシステムになじみがでてきたと思う。
念のためおさらいをすると注文の流れは以下のように進む

1 メニューを決めて玉数を言う。小盛、大盛など
2 うどんを受け取る。
3 サイドメニュー 天ぷらやおにぎりなど好きなものを皿に載せる。
4 会計にて精算。ここで生姜や揚げ玉などを載せる。
5 食べ終わったら食器と箸を返す。
6 水やおしぼりなどは自分で用意する。

ざっとこんな感じで食べ終わる。メニューによってはでき上がりに時間がかかる場合は会計を済ませて席について呼ばれるのを待つこともある。

手軽に安く食べられるメリットが一番大きいが少し慣れないとまごつくこともある。
もちろん体が不自由だったり、怪我などしている場合などはお店の人が対応してくれる。安心して入りましょう。
判らないことは聞けば良いだけの話です。難しくは無いです。

才谷屋のうどん



店主の考えるうどんだと思うが腰のしっかりしたうどんである。冷たいうどんは非常にしっかりとして噛み応えも感じる。
ひやかけのダシはイリコが良く効いたさっぱり、きりっとしたもの。このダシに負けないうどんの強さを出しているとみえる。

ひやかけ小400円


讃岐の定番ぶっかけうどんはより腰の強さが際立っているかもしれない。

讃岐定番のぶっかけうどん小(冷)450円

ある意味挑戦されているような食感が愉しい。

開店した10月から秋にかけて段々とあたたかいうどんが美味しい季節になる。
店主の一押しが『あつかけ』である。
あたたかいうどんに熱いダシをかける。いわゆる『かけうどん』だ。
このダシもイリコがとてもよく立っていて鰹節系の風味とあわせて印象的だ。

あつかけ小400円+かき揚げ100円

お気に入りの天ぷらを載せて啜りたい。
天ぷらは『かしわ天』や『ゲソ天』が定番的に良い。
天ぷらは100円と150円がある。ちくわ、茄子、さつまいも天、かき揚げ、半熟玉子天など人気が有りそう。

丼やメニュー構成、セルフの流れなど良く研究されているが、実はどこかと似ている。
修業の仕上げが『東京麺通団』『吉祥寺麺通団』だったということで、非常に良く似ている。
違うのはうどんの性質と、うどんのボリュームだ。才谷屋のうどんはボリュームが有る。1玉250gほどあるからご注意を。
うどん小の名前に騙されてはいけない。小は並盛で麺通団や讃岐のセルフに比べると100g近く大きい。
メニューをたくさん食べたい場合は要注意だ。思わず取ってしまう天ぷらの数も注意が必要だ。

うどんの素性を素直に味わうなら釜揚げもお薦め。
釜からそのままうどんを抜き取って丼にいれて茹で湯を張る。
つけダシも温めて供せられる。イリコと鰹節のハーモニーが素晴らしい。濃い口醤油との相性もとてもよい。

釜揚げうどん小450円


2008年10月にオープンしたばかりだがメニューも増えている。
『けんちんうどん』は冬の季節には嬉しい。四国では『しっぽく』と呼ばれる根野菜がたくさん入ったうどんだ。
野菜の甘みや滋味が伝わってくる逸品。寒い季節にはぜひ味わいたい。

季節限定のけんちんうどん小550円1日30食


今後もいろいろ進化が期待できる。
せひ川越に讃岐うどんの名店ありの看板を掲げて欲しいものである。


讃岐うどん才谷屋(さいたにや)
埼玉県川越市中原町2-1-13
電話:049-226-0514
開店: 11:00
閉店: 20:00 (19:30ラストオーダー)
定休日: 水曜日

2008年12月30日まで営業
2009年1月4日より営業

才谷屋のサイト
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