うどん/讃岐うどん

やま泉 大和田店 さいたま市見沼区

大宮駅前にある『やま泉』の支店。息子さんが指揮をとる本格讃岐うどん店。讃岐の名店『もり家』の系譜を引くうどんと天ぷらに注目。2008年7月末閉店しました。

執筆者:蓮見 壽

残念ながら2008年7月30日にて閉店いたしました。
大宮駅東口駅前の本店は営業しています。どうぞそちらでお召し上がりください。


やま泉外観
2003年オープンのこのお店。JR大宮駅東口駅前で30年以上讃岐うどん店を経営する【やま泉本店】から独立である。
『やま泉』は勘の良い人ならお分かりかもしれないが香川の『かな泉』で修業された店主が大宮で開いた老舗だ。
香川の名店『おか泉』や『もり家』などとも流れを同じにする洗練系讃岐うどんお店である。
大和田店の店主は『もり家』で修行され現在のメニューにはもり家の系譜を引くものもある。

店内テーブル席
大宮方面から岩槻に向かう旧16号線、東武野田線大和田駅入り口を過ぎて少し行くと広い駐車場と大きな日本風な建物そして誇らしい『やま泉』の看板が目立つ。
テーブル席と、大テーブル。
そしてこあがりのある店内。明るいがシックで落ち着いた雰囲気である。禁煙スペースもあるので分煙方式。


茹で立てうどん


基本的には注文を聞いてからうどんを茹でる方法のようで注文後10数分の時間がかかる。
しっかりした立派な麺線のうどんが出る。淡くクリーム色かかった色白のうどんが出る。
5から6mmくらいは有りそうな弾力のある強いコシが特徴で大変美しい。
冷たいうどんでよりコシと弾力が楽しめるだろう。

お薦めメニュー


修行先もり家で有名なのが大きなかき揚げを使ったメニュー。どんぶりを覆い隠すような大きさで驚く。
そのかき揚げをやま泉でもいただくことができる。
かき揚げは軽くからりと揚がっていて天ぷらの技術にも驚かされる。一番人気はこのかき揚げを載せたぶっかけうどんでかき揚げおろし950円。
大根おろしが添えられて濃い口醤油ベースのぶっかけ汁を上からかけて啜りこむ。
サクサクとしたかき揚げをほお張りながらうどんを啜れば気分はまさに讃岐のようだ。

かき揚げおろし
冷たいうどんの定番ざるうどん680円は麺線の美しさを活かした盛り付け。
濃い目の旨みの有るつけ汁。写真ではランチメニューにあるいなり寿司170円、竹輪天100円が追加されている。(午後3時までの限定価格)

ざるうどん+稲荷+竹輪天
 かき揚げ天うどんは温かいうどんのお薦め。大きなかき揚げが売り物なのはかき揚げおろしと同じ理由。
淡口醤油ベースの上品なつゆに溶ける天ぷらの衣と少し優しくなるうどんのハーモニーが素晴らしい。

かき揚げ天うどん(温)950円
天ぷらの技術が高いので天ぷらうどんもお見逃し無く。大きな海老の天ぷらが楽しめる。
またやま泉は器が良い。愛媛の砥部焼が使われていてどんぶりをはじめとして小さな皿や薬味入れなどにも砥部焼が奢られていて心配りが嬉しい。手になじむ存在感のある器だ。

天ぷらうどん
讃岐のレストラン系うどん店に引けをとらない実力である。
昼時を過ぎても続々とお客さんは切れない。麺が切れると一度閉店して夕方から再び開店するという情熱。
11時から21時まで営業は正直嬉しい営業時間である。
麺切れだけが時間を外したときの注意点だ。

【やま泉大和田店データ】
さいたま市見沼区大和田1-1919-1
電話048-684-0050
営業時間 11:00-21:00 LO20:30
定休日 木曜日(祝日の場合営業・翌日休業)
駐車場 13台
席数38席

やま泉 本店
さいたま市大宮区大門町2-77
048-641-2178
営業時間11:30-19:50
定休日 水曜日(祝日の場合営業・翌日休業)
駐車場なし、
席数18席
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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