富士吉田といえば富士山への登り口。信仰の対象とした富士登山の玄関口だ。そして今やこの地に根づいた独自のうどん文化が注目されている。富士吉田市内54店のうどん屋がその味を競っている。
その中でも100年4代続いている老舗がある。地元からも県外客にも人気のはなやを訪問した。
富士吉田駅より徒歩で十数分。国道139号バイパスに出る手前にある。アクセスの便利な場所になる。



【メニュー】
お品書きは3種類。
一番人気の湯もり 並350円 大600円、釜揚げうどんに鰹節と葉野菜が載る。醤油を数滴たらして食べるシンプルなもの。茹で湯の塩味に醤油味が加わると素朴な風味が味わえる。しっかりとしたコシのあるうどんはちょっとだけ優しい表情を見せる。

ざる 並350円 大700円 冷たいうどんに冷たいつけだし。



吉田のうどんの特徴の固めのしっかりしたうどん。ポクポクとした食感は噛み締めると味が出る。しっかりとしたエッジとねじれが見られる。喉越し重視よりも噛み締めて小麦を味わう。




 並350円 大700円
温めたうどんに温かいつけだし。あつもり状態。
湯には入っていないが温かいうどんとつゆの相性はよい。鰹節ベースのつゆとあわせて優しい食感を持つ。

いずれにしても座敷に並べられた座卓でいただく。背には箪笥が鎮座する。親戚の家にお呼ばれしたようなくつろいだ雰囲気である。富士吉田のうどん屋さんの極当たり前の光景だ。このはなやの営業形態が広まったものなのだろう。

熟練の延し
ご主人がうどんを伸し始めた。3キロ玉くらいだろうか。見る見る大きな生地になり広がる。鮮やかな手つきで畳まれて切られる。



手ごまでどんどん切り進む。えっじの立った切り口からは比較的加水が少ないのが見て取れる。さばかれる時うどんはパラリと綺麗に分かれる。




茹でうどんの玉売りも有り近所からの注文も多そうだ。生活に根ざしたうどん文化がここに生きている。お客はひっきりなしに入ってくるが広い座敷を活かしてみなくつろいで出来上がるの待っている。茹で上がりまでの7、8分ワクワクしながら持つのは楽しい。
富士山のふもとで絶品のうどんをすする幸せを噛み締めることができる。

【DATA】
山梨県富士吉田市上吉田6-9-1
電話 0555-22-2507
営業時間 午前10時30分-午後3時30分 うどんが切れたら閉店
水曜定休
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