うどん/讃岐うどん

2001讃岐うどんツアー 讃岐うどん がもう

9月末に出かけた讃岐うどん食べ歩きで特に印象に残ったお店を紹介。田園風景の中でののどかなうどん。

執筆者:蓮見 壽

9月に出かけた讃岐うどん巡りの旅は前回99年に訪問した時に時間の都合や定休日やはたまたたどり着けなかったという理由で断念したお店を回ることだった。特に『蒲生』はたどり着けなかったという店である。お店はもう讃岐では有名店であのホットカプセル社刊、「恐るべきさぬきうどん」1巻に収録されている。そして3巻では栄えあるS級店に認定されている。
今回の旅行は坂出に宿をとったのでこの『蒲生』へのアクセスはとてもよかった。
今回は迷わずにその店先にたどり着くことができた。
朝九時からの営業だ。もちろん9時について茹でたてのうどんを食べる。



大きな三角の油揚げを乗せて温かいうどんを食べる。しっかりとしたうどんは温かい出汁のなかでも存在感を主張する。続けて冷たいうどんにちくわの天婦羅を乗せて本日の2杯目。冷たいうどんはまだほんのりと中心部に温度が残る。小麦の旨みと香りが口の中を満たしていく。外で食べるうどんは格別である。アスファルトで整備された駐車場は最近のことらしいが相変わらず田園風景が目の前に広がる。稲穂がもう刈り取りを待つばかりとなって黄金色である。9月の終わりののどかな一日の始まりだった。ずっとここに居たいなと思った瞬間でもある。

蒲生のうどんは実は今回はじめて食べるわけではない。友人が一度贈ってくれたことがある。生麺が届いた時私は、それこそ狂気乱舞した。そして「昼のメシーにガモー♪」と鉄人28号のテーマの節で歌ったのである。・・・パクリですけど。
しっかりした、なめらかなうどんはとても印象深かった。

翌日は「釜かけ」と金時豆の天婦羅を乗せた温かいうどん。もう絶好調。朝からこんなに食べてもへっちゃら。いくらでも入りそうだ。

しかし残念ながら卑しい思いで、次の店のうどんを食べに行くだ。イカネバナラヌ
誰か突っ込みが入るであろう。

蒲生の若旦那はなかなかのタレントでうどん屋巡りのイベントに参加したり、うどん王選手権に出場したりしている。ホームページやマールマガジンも出している。

今回の讃岐ツァーの一番の収穫であった。本当に美味しかった。ごちそうさまでした。




【データ】
住所:香川県坂出市加茂町420-3
定休日:毎週日曜
営業時間:9時~売りきれるか、14時ぐらいまで
詳しくは
『がもう』ホームぺージへ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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