フレンチ/フレンチ関連情報

ル・ピアノ・ブラン(レンヌ)(2ページ目)

昼夜と食べ続けた久しぶりのフランスの旅。無名なフレンチ、パリの超人気ビストロから有名3ツ星レストランまで「フランス料理の今」を感じていただければ幸いです。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

レンヌ郊外の一軒家フレンチ

駅からタクシーで10分ほどで蔦が這う一軒家の大きなレストランに着く。ダイニングは広いテラスのほか、3つあり、一番奥の部屋は地下がワインセラーになっており、ガラスの床越しに見ることができる。12時ちょうどにレストランに着いたので、ゲストはまだ誰もいない。若いサービスマンが地下セラーに案内してくれてしばし、ワイン談義。高級ワインというよりレストランで楽しむべき手頃なフランスワインが2000本ほどストックしてあるという。
ダイニング
天井からはワインのボトルが吊るされるインテリアが面白い。

メニューは昼夜同じで24ユーロ、29ユーロ、38ユーロの3つ。約19%のTAX込みを考えるとお値打ちではある。アラカルトもあるが、38ユーロのグルマンコースを。
テラス
エントランス前は広いテラス席になっている。

シャンパーニュはモエ・シャンドン。ボトルで50ユーロ、5500円位か(1ユーロ110円として)。ちなみにリュイナールは79ユーロ、サロンは290ユーロ。円が強い分だけかなり安く感じられるのではないだろうか。
アミューズ
シャンパーニュにぴったり合うサーモンのテリーヌ

アミューズはサーモンのテリーヌ。これはバゲット共にいただくが、身の荒さ加減がフランス的で味わいもしっかり。前菜はリ・ド・ヴォーをコンソメスープに浮かべてアスパラガスを添えたもの。ココットで煮込まれた料理だがコンソメスープの味わいが異様に深い。やや辛い感じがしないでもないが、隣の老夫婦はセボン!セボン!と食べていたので、これが本来の味なのか、それとも私のだけ塩をひと盛り多く入れたか。そんな訳はないだろう。この料理の見せ方は非常にいい。平面皿をうまく使い、ガルニを上手に配置している。辛さが気になるのだが後味に残る味わいは印象的だ。ただし、この料理には白ワインが必須だろう。
リードヴォー
リードヴォーのスープ仕立て
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