フレンチ/東京のレストラン

ミクニマルノウチ(ブリックスクエア)

丸の内に蘇った三國シェフの新スタイルフレンチ。江戸野菜に的を絞り、野菜フレンチの新境地を開くことができるか。現代の名工、三國清三の挑戦に終りはない。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

ブリックスクエアの一角に

オフィス街丸の内でのお気に入りがブリックスクエア。エシュレバターを使った人気店があることでも有名だが、レンガを使ったデザインと曲線的に作られたパブリックな空間が他の商業施設との心地良い差別化が計られている。
エントランス
どこからも緑が見える

かつてミクニマルノウチと言えばグレーのスーツに身を包んだお堅いビジネスマンの街だった丸の内に突如現れたフランス料理店として一世を風靡したことは有名な話。その後老朽化したビルの改築に合わせて店は閉店し、しばらくミクニブランドは身を潜めていたようだ。

今回のブリックスクエアへの出店にあたり、「HANAHIRO」と「Mikuni」は共同出資で運営会社を設立し、三國清三氏が自ら代表者となっている。
メニュー
東京の旬野菜がこれでもかと並ぶ

ミクニマルノウチは1階の高級フラワーショップ「HANAHIRO」の2階に位置する。シックなエントランスから店内に至るまでインテリアの軸は「Flower」。この日の夜は夏らしさを演出する緑を中心にまとめ、聞くところでは著名なデザイナーが日々状態を最適に保つようにこまめに管理しているという。

縦に長い厨房を左手に眺めながらダイニングへ進む。左手には小さなカウンターがあり、ここはランチタイムやバータイムには使われるようだ。
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