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フードフランスは北フランスから(3ページ目)

ベルギーの国境に近い北フランスからやってきたアレクサンドル・ゴティエ。とてつもなく面白く、そしてびっくりする料理の数々をぜひご覧いただきたい。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

北海道の仔牛を使う

まだまだ食事は続く。とにかく一つひとつのメニューがとにかく面白いのだ。ジャガイモのニョッキは少しの焦げ目を付けられ、ガーリックのコンフィを纏う。しかしこれは極めてアジア風で、いわゆるタレをつけて軽く焼き上げられたもの。照り焼き風でもあるし、これがフランス料理なのかということを考えなかったわけではないが、旨いかどうかと聞かれれば、圧倒的に旨い!のである。
フランス料理
ランチのメインは低温でゆっくりとローストされた北海道の仔牛

ビールの風味をつけた鱈にははアンディーブが添えられる。低温でゆっくりと火を通された白身の魚は一枚一枚の身がきれいにはがれ、一つひとつの身がふんわりと舌に馴染んでくる。これも海を感じるユニークな料理だ。
フランス料理
ぷるっとした鱈の食感も忘れられない

北海道は芽室町のオークリーフ牧場から届く仔牛。これは一度食べたら忘れられない味になるだろう。薄いピンク色に食欲がそそられ、しっかりとした柔らかさに口の中がとろけ、ちょっぴりミルキーな味わいは記憶にがっつりと刻まれる。

とにかく個性溢れる料理に驚いた。多少塩の緩い皿もあったが、これは日本人の味覚特性を過大に意識したものなのだろうか。しかし、素材の組み合わせ、見せ方、ダシを使う感覚などどれもいつになく驚くものばかりだ。そしてそれがしっかりとした「旨み」を醸し出しているところにゴティエ氏の凄さがある。

これらの料理はゴティエ氏のレストランで日常的にオンメニューされているものばかり。新しいフレンチ・ガストロノミーの中にはワカメや海苔などの海藻類、イクラなどの魚卵系、照り焼きソースにも取れるガーリックソースなど少なくとも私の許容範囲ギリギリまで迫ってくる。これまでのフードフランスで十分感じてはいたはずだが、実は私が思っている以上にもっともっと進化してるのかも知れない。
シェフ
とにかくエネルギッシュなアレクサンドル・ゴティエ

料理の世界にいる方にはいつもと違った刺激が押し寄せてくるだろう。もちろんフランス料理が大好きな方、そして旨いものは何でも大好きという方にもたまらない企画ではないだろうか。3月17日までの開催だが、土日はすでに満席だそうだ。平日狙いでぜひアレクサンドル・ドティエの個性溢れる不思議な料理を体験して欲しい。

最後に「ガールフレンドはどんな人?」と意表をついたことを聞くと「いや~、とても若くて、まだ24歳なんだ」と、さっきまでの料理を語る熱い表情がほのかに和らいだ。

ベージュ・アラン・デュカス 東京
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング10F
TEL:03-5159-5500
開催期間:2009年3月12日(木)~3月17日(火)
営業時間
ランチ 11:30~14:30(LO)8400円(税サ込)
ディナー18:00~21:30(LO)15750円・18900円(税サ込)
ランチメニューこちら
ディナーメニューはこちら
いずれもシャンパーニュ・アンリオがグラスでサービスされる。
フードフランス期間中は無休
JR有楽町駅徒歩約5分
銀座線・丸の内線・日比谷線銀座駅A13出口徒歩約3分
有楽町線銀座一丁目駅5番出口徒歩約3分

地図

フードフランスの公式ホームページはこちら

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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