ブノワ復活
実にフランス的なインテリア |
閉店していた期間は約3か月。次の提携先が見えない中、最後の仕事を終えた瞬間からキッチン及びホールスタッフは次の仕事を見つけるために動かなくてはならなかった。
GMの桑畠康平氏は最後の1人まで行き先を見つけるまで店に残る覚悟だった。次々とスタッフを送り出し、やや落ち着いた頃に一度お会いしたのだが「沈み行く客船の船長」としての威厳を最後まで持ち続けていた姿を忘れることはできない。しかし決してあきらめることなく浸水してくる水を止めて船を修復し、さらに新しい航海に出る希望を持ち続けていた姿勢が次の支援先を見つけることにつながったと考えるのが自然だろう。
シェルキュトリーもモダンに仕上げられる |
60%位のスタッフが戻ってきたという。これはフランス料理界の巨匠、アラン・デュカスの力だけではないだろう。