フレンチの三ツ星昇格なし
11月18日にミシュランガイド東京2009が発表された。今日の昼に呼ばれた某ホテルでのパーティーでは料理がそれこそ山のように残り、これが皆お金をかけて廃棄される中でグルメ、エコ、食の安全と騒がれる空しさ。
しかし、そんなこととは関係なく食の世界は確実に時間を刻んでいく。
神楽坂の「石かわ」が二つ星から三ツ星に昇格した。ここにミシュランガイド東京の傾向を見て取れるのではないだろうか。もちろん石かわの料理はめくるめく日本の「味」が高貴に漂うもので特筆すべき料理に値すると思う。
いきなり二つ星を取った西麻布の「こだま」も納得できる水準だ。その他鮨店が多く星を獲得しているところから、結果としてミシュランガイド東京は日本を訪れる外国人ビジネスマン、観光客や外国メディアに対し、日本人が気がつかない日本料理の高い水準をアピールしているのではないだろうか。
灯台下暗し、フランス人が日本料理の素晴らしさを世界に発信しているというのはなんともんなあと思いつつ、納得できる部分は多々ある。
さて、肝心のフレンチを見てみよう。