いつも安定したクオリティが保たれているのも魅力のひとつ |
伝統を引き継ぐ京王プラザのメインダイニング
ホテルのレストランは街場のタベアルキストにとっては何か特別な理由がないとなかなか足を向けることのない場所かも知れない。平均的な驚きのないメニューと味わいを想像してしまうが、それはきっと若い頃に経験した驚きのない婚礼料理としてのフレンチが味気なく記憶に残っているからか。しかし、この数年間の間に多くのホテルが持つフランス料理店は非常にいい方向に変りつつある。
それは現代的フランス料理とも言うべく「料理のクオリティ」の飛躍的向上に他ならない。
私事だがはるか昔18歳で上京し、初めて住んだ街は西永福、その後笹塚に10年住んだ私にとって京王線はとても身近な存在だ。京王線は遅延が少なく、雪などにも強い安全な路線と言うイメージがある。そして愛すべき出身大学の名前がついた駅があるのが何よりも嬉しいのだ。
先日たまたま知人からの誘いで京王プラザのレストラン、アンブローシアにおいてルノアールをテーマにした食事会があり、初めて出かけてみることになった。