フレンチ/東京のレストラン

アンブローシア(京王プラザホテル)(2ページ目)

新宿西口は京王プラザホテルのメインダイニング、アンブローシア。1971年の開業以来、日本におけるフランス料理を実直に広めてきたレストランです。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

アンブローシア
夜景はどこからでも手が届く距離にある
昨年までアンブローシアの料理長だった緑川廣親氏は1960年代にフランスに渡り、本場のフランス料理を吸収した後に1971年の京王プラザ開業と同時に入社。ホテルでしかフレンチを楽しむことができなかった日本において、非常に大きな功績を残し、現代の名工にも選ばれた、いわゆる名人といえる料理人だ。

その緑川氏より料理長のポジションを譲り受けたのが佐藤進一氏。腰の低い、物腰の柔らかい中にぶれない軸を感じる若い料理人だ。

シャンパーニュはローランペリエ、通称LP。輸入元がサントリーに変ってからは販売も大きく伸び、いろいろなところで目に付くやや穏やかなシャンパーニュ。この日はグラスで全アイテムを楽しめるプランが組まれており、シャンパーニュとの相性も興味深いところではある。

さて、その佐藤シェフによる、ルノワールをテーマにしたメニューは色彩豊かな地中海をイメージするもの。こうしたテーマ性のあるものの楽しさは考え抜かれたストーリー性にある。そしてそのストーリーの結果についてあれこれと話を伺うことも楽しみの一つになる。
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