自然派ワインも豊富に揃う |
生産地も生産者も完全明記
ここの特徴はとにかく『肉』『肉』『肉』。店の名前がまず『うり坊』、小さなカウンターの前にはイベリコの腿肉がどっかんと鎮座。メニューには骨付きポークのグリエ、蝦夷仔鹿の肩ロースの瞬間燻製、山形産オーガニック仔鳩のロースト、島根県産マルカッサン肩肉のシャルドネ煮込、茨城産ホロホロ鳥骨付腿肉のグリエ、鴨胸肉のロースト等など牛肉以外のほとんどの肉が勢ぞろい。メニューを見ているといろんな肉が群れをなして飛び出してくるようだ。
シンプルでちょっとだけモダン |
しかし、寡黙なシェフはこちらが聞かない限り、その重い口をなかなか開こうとはしない。いつもにこっと笑うだけなのである。
さて料理。
最高級の卵はやっぱり違う |
そこそこのボリュームながら飽きのこない優しい味わいのジュレに濃厚な卵がねっとりと絡みつく。ああ、舌がこの世のものとは思えない卵の味にぶるぶると震え出す。時間と共にさっぱり感が濃厚に変ってくるジュレも味覚を強く刺激し、食べても食べてもお腹が空いてくるような、動物的な感覚に襲われる。食欲は気がつかないうちにどんどん高まるのだ。
スモークサーモンにはないねっとり感が面白い |
料理とワインはまさに一心同体!と感じる幸せな瞬間を迎える。
香りと味わいのバランスがいいブルゴーニュの赤ワインを |