グラスワインが気に入れば残りを全部、というのもありだ |
■酔い過ぎ
日本は酔っ払いに寛大な国。故にフランス料理店でも美味しいワインをたくさん飲んで酔い過ぎてしまう方々に時折出くわしてしまうことがある。人間、酔うと気持ちが大きくなりつられて声も大きくなりがちである。周囲に迷惑をかけていることにもいつしか気がつかなくなり、終いには居眠りという事態にまで発展することがある。お酒の飲み方を知らない大人は論外として、気持ち良く酔える秘訣はいくつかある。
・ゆっくり飲む
・水を飲みながら飲む
・シャンパーニュなど炭酸系は酔いの周りが早いのでゆっくり飲む
・これ以上はまずいな、と思ったら思い切って残す
できるだけ手早く撮りたい |
自分のブログに載せたい、記念に撮っておきたいといった衝動を抑える必要はない。注意したいのは手早く撮ること、ストロボは絶対に焚かないこと、音の出る携帯電話のカメラで撮らないこと、そして全員でカメラを出して撮影会にしないこと。
ところで、料理の写真を撮るよりもその日の料理を作ってくれたシェフや、気持ちよく酔わせてくれたソムリエと一緒に写真を撮る人は意外と少ない。みんなで写った写真の方が料理の写真より印象に残るものである。何故なら食べたものより、誰とどこで行った、という記憶のほうが残るものだからだ。
帰りがけに「一緒に写真を」とリクエストすると意外に喜んで対応してくれるはずだ。「疲れているのに悪いじゃないのか」とつい考えてしまいがちだが、私の経験から言って料理人は、ビジネスマンと同じように仕事が終わったときが一番元気なのである。
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