フレンチ/フランス料理とは?

こんなことしないでよね(マナー&モラル)(2ページ目)

分別ある大人がそんなことしていいのかな?って思うことありませんか。私なりに気になっていることを書いてみました。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

■ワインの薀蓄
フランス料理
グラスワインが気に入れば残りを全部、というのもありだ
「ソムリエの最大の仕事はワイン好きの客の薀蓄を聞くことである」と誰が言ったか忘れたが、ワイン選びはもっと軽く考えたいものだ。分厚いワインリストは形だけ眺めているふりをして、シャンパーニュをボトルでオーダーできたら貴方はその日からソワニエ(大切にされる顧客)間違いなし、かも知れない。赤ワインが飲みたくなったらグラスで頼めばいい。きっと美味しい状態のものを特別に選んでくれるはずだ。何故ならシャンパーニュをボトルで頼む位の大切なお客様だから。

■酔い過ぎ
日本は酔っ払いに寛大な国。故にフランス料理店でも美味しいワインをたくさん飲んで酔い過ぎてしまう方々に時折出くわしてしまうことがある。人間、酔うと気持ちが大きくなりつられて声も大きくなりがちである。周囲に迷惑をかけていることにもいつしか気がつかなくなり、終いには居眠りという事態にまで発展することがある。お酒の飲み方を知らない大人は論外として、気持ち良く酔える秘訣はいくつかある。

・ゆっくり飲む
・水を飲みながら飲む
・シャンパーニュなど炭酸系は酔いの周りが早いのでゆっくり飲む
・これ以上はまずいな、と思ったら思い切って残す

フランス料理
できるだけ手早く撮りたい
■料理の写真
自分のブログに載せたい、記念に撮っておきたいといった衝動を抑える必要はない。注意したいのは手早く撮ること、ストロボは絶対に焚かないこと、音の出る携帯電話のカメラで撮らないこと、そして全員でカメラを出して撮影会にしないこと。

ところで、料理の写真を撮るよりもその日の料理を作ってくれたシェフや、気持ちよく酔わせてくれたソムリエと一緒に写真を撮る人は意外と少ない。みんなで写った写真の方が料理の写真より印象に残るものである。何故なら食べたものより、誰とどこで行った、という記憶のほうが残るものだからだ。

帰りがけに「一緒に写真を」とリクエストすると意外に喜んで対応してくれるはずだ。「疲れているのに悪いじゃないのか」とつい考えてしまいがちだが、私の経験から言って料理人は、ビジネスマンと同じように仕事が終わったときが一番元気なのである。

料理写真に関する記事はこちら
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