食事中に気をつけたいこと

男性は女性より極端に早く食事を終えるべきではありません。女性に「私の食べるスピードが遅いのかしら」という気持ちにさせてはいけません。ペースが速いな、と思ったらワインを楽しみながら一口だけ残して、会話を続けながら彼女の食事のペースに合わせましょう。これはマナーというより思いやりですね。そうした振る舞いをレストランはみています。紳士は女性のことを第一に考えたいものです。
ワインと料理のマリアージュを楽しみながらゆっくり楽しみたいものですね

ワインと料理のマリアージュを楽しみながらゆっくり楽しみたいものですね

異なるメニューの場合、どうしても目移りしてしまいがちですが、お皿の交換や一口分を相手の皿に盛る、といったことはできればやめたほうがいいと思います。自分の料理に集中できなくなることと、案外とあとで印象に残らないことが多いものなのです。目の前の料理と目の前の大切な人に集中すべきですね。

ソースが残ったらパンですくっても構わないのですが、皿が白くなるまでさらうのは、どうみてもお洒落ではないので適度に留めておきたいものです。お皿が下げられる時に、美味しかったら「ソースがとても好みだった」「肉質が柔らかく焼き加減もちょうどよかった」といったようにはっきり伝えたいですね。レストランは「美味しかった」と言う言葉の先を知りたいのです。こうしたコミュニケーションはとても大事だと思います。

写真撮影について

今やスマホで料理を撮るのは当たり前の時代になりました。レストランによってはダイニングで撮影をすることを、他のゲストへの配慮から禁止にしているところもあります。とはいえ記憶と記録と両方残しておきたい気持ちもわかります。

私はスマホでワンカットのみ一瞬のうちに撮影しています。同席者全員で写真を撮り合う光景ほど滑稽なものはありませんので、同席者にはあとから写真をお送りするようにしています。撮影時のフラッシュは厳禁です。

会計の仕方

デザートも終わり、コーヒーとお菓子を楽しむ時間になると、そろそろお会計のタイミングを探すことになります。そういった時間になると女性は化粧室へ行くことが多いかと思いますが、そのタイミングで目配せをして会計を済ませましょう。

ここで注意したいのは明細に必ず目を通すことです。不必要なものがチャージされていないかきちんと確認するのは男性の役目であり、レストランに対してのマナーなのです。支払いはクレジットカードで済ませたほうがお釣りのやり取りもなく、スムーズに済ませることができるでしょう。割り勘の場合は女性が戻ってきたときに店内でさっくりと。後日精算よりその場で済ませたほうがスマートです。
男性も女性も、阿吽の呼吸が大事です

男性も女性も、阿吽の呼吸が大事です

楽しい時間を過ごせたならばスタッフに気持ちを伝えたいですね。三ツ星レストランでサービスの責任者として活躍する知人はこう言っています。

「いいお客様って、自らレストランを楽しもうという姿勢が感じられる人なんですよね」
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。