男と女は、どう座る?着席の仕方

レストランに着くとまず予約した名前の確認を。階段がある場合、昇るときは女性が先、下りは男性が先です。席に案内されるときは男性が先に立ちますが、その際に女性をおいてきぼりにしないようにしましょう。つい早歩きになってしまうことがよくあります。

席は女性が必ず上座に先に座ります。間違っても男性が先に座ってはいけません。丸テーブルに斜めに席がある場合は奥まった方が女性ですね。少しでも全体が見渡せる方に女性を導くことを常に意識しましょう。

大切なのはスタッフに椅子を引いてもらったとき、ひとこと「ありがとう」の言葉を。感謝の言葉がその後のサービスを円滑に進めるものになるのです。

料理の注文の仕方

席に着いたらまずはアペリティフ(食前酒)です。シャンパーニュやキールといったものが一般的ですが、お酒が飲めなければミネラルウォーターを。ここで普通のお水を注文するのは「野暮」なので、ミネラルウォーターを注文しましょう。アペリティフを楽しみながら料理を選ぶ時間がやってきます。
メニューを決めるのに時間をたっぷりかけてもいいのです

メニューを決めるのに時間をたっぷりかけてもいいのです

まずはコースにするか、アラカルトにするかを決めましょう。初めての場合はコースが無難かもしれません。当然予算もあることなので、お腹の空き具合などを意識して、無理のない範囲で。プリフィクスメニューの場合でも時間をかけてゆっくり選んで構いません。料理の内容については、フランス語の意味、調理方法、食材、ボリューム感などわからないことは遠慮せずにどんどん聞いてみるのも楽しいものです。

また、プリフィクスになっているとつい相手と違うものを頼んでしまいがちですが、同じものをオーダーした方が印象に残りやすいというのが私の意見。

「美味しいね」
「そうだね」

共有は共感に変わり、食事はより美味しく感じられるでしょう。

料理の注文が終わったらナプキンをひざの上に。これが「食事のスタート」のサインなのです。さあ、これからはじまる至福の時間のために携帯電話の着信音はOFFにしましょう。

飲み物の注文の仕方

料理の注文のあとは、頃合いを見計らってソムリエがワインリストを持ってきます。ちょっとでも知識と経験があれば適度なワイン談義は楽しいはず。

ワインについて知識がなくても「料理に合うワインを、いくらくらいの予算で」と伝えればソツなく選んでくれるでしょう。少しでも好みがあれば「カベルネソービニオン」、「ピノノワール」といった品種や好みの生産国などを伝えるなどして一歩踏み込むと、ソムリエとのコミュニケーションも楽しくなります。
煌めくシャンパーニュからのスタートは最高です

煌めくシャンパーニュからのスタートは最高です

量的に飲めない場合はグラスで注文しても構いません。飲めないのに無理してボトルを注文することはありません。ワインに特にこだわらない場合は、自信を持って一番安いワインを注文しましょう。ソムリエは一番価格の安いワインのセレクションに結構注意を払っています。なぜならそのワインで外すことはできないからです。

ワインは好きだけれど、銘柄選びに神経を使いたくないという方には最初からシャンパーニュをボトルで注文、という手もあります。魚料理、軽めのソースの肉料理までシャンパーニュはサポートしてくれるはずです。赤ワインが飲みたくなったら、メインディッシュの時にグラスでオーダーすればいいのです。

今やワイングラスをぐるぐる回すのも卒業しましょう。海外ではそんなことをしているゲストはほとんどいませんし、ましてやワイングラスは注がれたときに一番香りが立つような構造になっています。グラスを回して香りや味を確かめるのはソムリエの仕事なのです。

テイスティングは儀式のようなもので、香りだけ確認して注いでもらってもいいですし、ソムリエを信頼してテイスティングをしないで注いでもらってもいいのです。