年に何度かは予算を気にしないで、これ以上ない位の美食を楽しみたいと思うことがある。シェフとじっくり料理の内容を相談、ワインはそれなりに好みを伝えるもののワインは全部ソムリエにお任せ。レストランはこんな風にも楽しめるものということでお伝えしたい。

とある土曜日の少し遅めの夜、ちょうどパリのレストランが賑わいを見せる頃、その食事は始まった。人数は4人。まだちょっと興奮しているので文章が上ずり気味だが、ガイドの独り言と思いご容赦を。

料理写真がないもの重ねてご容赦を。

さて、小さな店内の丸テーブルに着くと、まずはほんの数樽しか生産されないブラン・ド・ブランの極めつけのシャンパーニュから。輸入元はル・テロワール。もっとも状態良く丁寧に扱う極めて信頼できるインポーターだ。

■ジャックセロス ブランドブラン・エクストラブリュット
うーん、とってもシャープ。これ以上ないキメ細かな泡を見ているうちに食欲はどんどん高まったその瞬間、

★牡蠣のフリットとスープ
おお、なんてことのない牡蠣フライと緑色の小さなスープ。が、しかしその牡蠣フライ、多分日本最高のもの。身が厚く濃厚で後味の長い余韻はいつまでも続く。そしてスープ。ただただその牡蠣の香りに酔いしれながら、ジャックセロスに舞い戻る。ぼーっとしていると、

★フォアグラのソテー、リゾット添え、白トリュフの雨あられ
現世に引き戻すためか、大好きなフォアグラのソテーが登場。いやー、これはうまそう、なんて言っていると、ちょっと待て、そう焦るなと。ナイフを置いたその横から大きく真っ白な白トリュフの塊が表れ、一皿一皿にフォアグラが見えなくなるまで白トリュフが降りかかる。そう、どばーっと!!その時サービスの方は一言。「トリュフは中途半端じゃダメなんです。」

■ムルソー レ・リュシェ1990 ギ・ルーロ
やや黄色身がかかった究極のムルソー。ハーフボトルのためか熟成感もちょうど良く、フォアグラの味わいをさらに高めるソースとなり。そういえば世界最高ソムリエが言っている。「ワインはもうひとつのソースである」と。確かにそのとおりだ。

●この間パンと濃厚なお手製エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル。

このあとはさらに驚く料理が。。。