アラカルトの値段、コース料理の値段、ワインの値段等どれをとっても高価である。ただし他店との「差別化」という意味で次のようなことが言えるのではないかと思う。
■ 旬の最高の素材を使っている
■ 有名店で、客単価は2万円以上
■ 華やいだ場所にある
■ 調度品・備品等が歴史あるものでかつ高価
■ 店内にバーがある
■ シェフが有名人でかつ実力者
■ 席の配置がゆったりしている
■ 量・質共に充実したワインリスト
■ 最高の調理技術・サービス技術を持つ人材が豊富
などが挙げられるが、概ね次の言葉に凝縮できる。
~非日常的な雰囲気の中で豪華な料理を楽しみ、最高のサービスを受けられるレストラン~
有楽町にあるアピシウス。1984年開店というからもう18年という年月が経つ。いろいろなメディアを見る限りにおいて素材・調理法において日本最高峰のフレンチという賛辞もあれば、場所柄接待族が多くサービスも機械的という批判もある。
私が訪れた時は、ゆったりと寛げた心地よい時間が楽しめた。6時半に入店し、見送られたのは10時半。値段は二人で5万円でおつりが来たのでそう驚くほどのことではない。ワインの話になるが、噂には聞いていたワインリストはスゴイ。目がくらむほどのラインナップで辿って思いを馳せるだけで10分は過ぎた。そのリストは高価で滅多に味わえないグランヴァンのスーパーヴィンテージだけかと思いきや、1万円以下でも「なかなかいいじゃん」というものをきちんと揃えている。
その中から私が自分で自信を持って選んだのは。。。