それはあたかもすべてを見越していたかのように
トッププレイヤーとて、人間です。勝負の趨勢のすべてを最初から見通せるわけではありません。時として窮地に陥ることさえあります。しかし彼らは最後には勝利をもぎ取り、振り返ればその窮地さえ折込済みだったかのように見えます。その秘密は、どんな状況においても、抗うことをやめない強靭な精神力なのかもしれません。
「つねに予想がつかない流れになる。それが将棋の魅力でもある。集中力をもって、盤に向かう、それしか方法がない。」
中原 誠(棋士:永世十段)『将棋脳』(サンマーク出版)
「運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する」
ショーペンハウエル(哲学者)
「ゲームの序盤に活躍する駒もあれば、後半戦で威力を発揮するものもある。しかし、ゲームに勝つにはそのすべてを使わなくてはならない」
『数学的にありえない(上)』
(アダム・ファウアー 矢口 誠訳/文藝春秋)
(アダム・ファウアー 矢口 誠訳/文藝春秋)
ボードゲームはアートだ!
All or nothing……。勝負師であれば、勝利こそ正義であり、結果がすべてです。しかし、2004年のモノポリー世界チャンピオン・岡田豊さんは「楽しくやってみんなが得して、最後に自分が勝つというのはある意味理想です」と語ってくれました。対戦相手でさえ賞賛を禁じえないほど、美しく勝利する。それこそ完璧な勝利といえそうです。「江戸の棋士たちには、勝つ/負けるということについて、それが100%でないという確信があるんですよね。ほかにどんな要素があるかといったら、やはり美意識が大きい」
茂木 健一郎(脳科学者)
『BRUTUS No.609号』(マガジンハウス)
『BRUTUS No.609号』(マガジンハウス)
「勝負には損なことだと見えても、 勝つためには、ちょっと違う方法論が必要ではないか、という融通無碍な発想を大事にしたい」
米長邦雄(棋士・永世棋聖)
『河童が覗いたトイレまんだら』(妹尾河童/文藝春秋)
『河童が覗いたトイレまんだら』(妹尾河童/文藝春秋)
「ゲームはアートだよ。だけど独善的ではなく、誰もが楽しめるべきもの」
レオ・コロヴィーニ(ゲームデザイナー)
『ボードゲーム天国01号』(オフィス新大陸/竹内書店新社)
『ボードゲーム天国01号』(オフィス新大陸/竹内書店新社)
なお過去の総集編のバックナンバーはこちらにリンクしてありますのでぜひどうぞ!
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