イカサマせずにサイコロの出目をコントロールするには?

「狙った目を出せる」と信じること

毎回気合を入れていたらヘトヘトになってしまいますが、ここぞという場面には最大限の念を込めます。


サイコロを使うボードゲームで、遊ぶとき、双六屋は必ず他のプレイヤーに告げる口上があります。それは・・・
 
 
 
「サイコロの目は狙って出せます」

そして、こう続けます。

「気合で」


修行が足りないのか、残念ながら百発百中というわけにはいきません。もし狙った目が出なかった場合は「う~ん、気合が足りなかったなぁ」と言い訳します。

もちろん「狙った目を出せる」というのは、半ば冗談ですが、もう半分は本気でいっています。その理由というのが「パスカルの賭け」です。
   

パスカルの賭けに倣う

俗に「パスカルの賭け」ともいわれる逸話があります。パスカルは「神は存在するのか否か」という問いにこんな風に答えているそうです。
 
運命のルーレットを回せ
どうせかけるなら、一発当たれば∞の幸せを得られる“神”に!
「自分の人生を賭け金とする。神がいることに賭けたとすると、勝てば永遠の生命と無限に続く喜びを得ることになる。賭けに負けたとしても、特に失うのものは何もない」

当たれば大勝ち、負けても特に損失がない。だったら信じちゃえばいいじゃんとういことだと双六屋は解釈しています。

つまり、気合がサイコロに伝わるなんてことはありませんが、もしも通じて、それで出目の確率を上げられるのならラッキーということです。
 

出目が重要なゲーム

双六屋がもっともよく遊ぶのはバックギャモンです。レースゲームであるバックギャモンでは、サイコロの目を使って、15個の駒を全部あげることが目的です。サイコロは2個使用され、ゾロ目が出ると、ボーナスとしてその目を4回使用できます。

このため、ゲーム中にでかゾロ(大きな数値のゾロ目)を振ることは、レースにおいて強力なアドバンテージになります。
 
ゾロ目よ来い!
6ゾロを連発で炸裂させること。バックギャモンプレイヤーなら誰もが夢想する。
このため大抵のギャモンプレイヤーは、心の中で「でかゾロ、でかゾロ」と、呪文のように唱えていますし、実際にこの呪文を口に出すプレイヤーもいます。

また自分にいい目がでるように念力をかけるのはもちろん、相手の出目が悪くなるように念力を送るプレイヤーもいます。

さらに自分の運を磨くため、毎晩6ゾロを10回出すまでサイコロを振り続けることを習慣としているプレイヤーの話も聞いたことがあります。
 

無心にサイコロを振るトッププレイヤーも

フィナンシャルゲームであるモノポリーも同じくサイコロを2つ使用します。このゲームでも、状況に応じて必要な目が出せるかどうかが重要なゲームです。

以前インタビューをした2000年のモノポリー世界王者の岡田豊さんは、サイコロを振る際には欲を出さず、無心を心がけています。


双六屋も岡田さんの真似をして、一時期できるだけ「無心」を心がけていたことがあります。しかし「うりゃ!」と気合を入れてサイコロを振り、狙った目を出せたときの快感といったらありません。現在は気合サイコロに戻っています。
 

自分なりのスタイルがあったほうがおもしろい

「運」を制御することなどもちろんできません。サイコロの目も長いスパンでみれば、確率の法則が効いて出目は平均値に落ち着きます。

しかし1ゲームの短いスパンでは、出目に結構なばらつきがあります。神懸った出目のときや、どうのた打ち回ってもヘボい目しかでない経験は、ボードゲームプレイヤーだったら誰でも経験があるはず。


そしてそんなとき、みなさんも「運の流れ」というものをなんとなく感じているはずです。その流れに乗るために、念力でもいい、神頼みでもいい、無心でもいい。出目を出せても出せなくっても自分なりの方法論があったほうがプレイは確実におもしろい。


双六屋は、今後もサイコロに気合をかけ続けていくつもりです。

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