据え置きゲーム機の在り方を考え直すいまや、ゲーム業界の主流は携帯ゲーム機に。据え置きゲーム機の位置づけは、もう一度見直す必要がありそうです。(イラスト 橋本モチチ)かつては、ゲームハードというのはどれか1つが市場を制すると、その1つが多様な層をユーザーとして獲得し、色んな種類のゲームが売れるようになりました。逆に、トップを譲ったハードは独自の切り口を持って比較的限定されたユーザーが集中します。しかし、今、据え置きゲーム機のトップを走るWiiであっても、その使われ方は多様とは言えず、はっきりとした傾向があります。多様な層にアプローチできるハードは、据え置きゲーム機から、自分の好きな場所を選んで遊べる携帯ゲーム機に移り、3000万台を越えて普及したDSが今その役割を果たしているように感じます。過去のビジネスモデルを引き継いでいる現在のハードも、ハードメーカーは厚みのあるユーザー層を目指し、今持っていない市場を取りに行く戦略を立てています。しかし、ここでもう一度、据え置きゲーム機という商品がユーザーにとってどんな存在であるのか、考え直してみる必要がありそうです。1人でじっくり遊ぶゲームを次々と用意した任天堂のチャレンジは成功し、Wiiは場所の壁を越えることができるのでしょうか。この結果も、重要なヒントになるかもしれません。【関連記事】で、結局Wiiと何がチガウの? PSムーブ。(AllAboutゲーム業界ニュース)テレビの前に座ってもらうことの難しさ(AllAboutゲーム業界ニュース)PS3躍進の影にあらわになるWiiの弱点(AllAboutゲーム業界ニュース)【関連サイト】田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで人気のゲームソフトをチェック!楽天市場で人気のゲームソフトをチェック!前のページへ123※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。