携帯ハードでもなく、据え置きハードでもないそもそも、DSのCMを振り返ってみると、実は家の中でゲームをしている場面がとてもたくさん登場してくるんですよね。(イラスト 橋本モチチ)DSiLLは、携帯するにはやや大きすぎて従来品よりも不便です。そして、家の中で使われるといっても、据え置きハードではありません。その中間、変な造語ですが、据え置かないハード、というぐらいの位置にある商品だと思います。この不思議な位置取りをしたハードがどういう売れ方をするのかは、ちょっと見ものです。何故なら、この商品はユーザーに選択肢を与えて判断を仰いでいるからです。やっぱり小さくて持ち運びに便利な方がいいのか、それとも、実は携帯ハードと言っても家で遊んでいて、携帯性はそれ程重要ではないユーザーも多いのか。後者の選択が予想以上に大きかった時、今後の携帯ハードのあり方に大きな影響を与える可能性があります。携帯ハードは、持ち運びやすいことが最重要だという考えが見直されることになります。家の中で使うノートパソコンのように、携帯しない携帯ハードという進化が追求されるなら、それはゲームハードに新たな形をもたらすかもしれません。据え置きハードと携帯ハードの間のような存在が受け入れられるのか、はたまたどちらかに特化することが求められるのか、DSiLLの今後が非常に楽しみです。【関連記事】ポケット争奪戦(AllAboutゲーム業界ニュース)テレビの前に座ってもらうことの難しさ(AllAboutゲーム業界ニュース)PSP goが抱える不安と未来への布石(AllAboutゲーム業界ニュース)【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで人気のゲームソフトをチェック!楽天市場で人気のゲームソフトをチェック!前のページへ123※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。