群像時代のドラクエへ

冒険者達の図
今回、勇者という職業がないことも、とても象徴的なのかもしれません。みんなで遊ぶことを考えれば、プレイヤーは唯一無二の勇者ではなく、多種多様な冒険者である方がいいんです(イラスト 橋本モチチ
ドラクエ9を楽しめる人と楽しめない人との差を簡単に言うと、別にすれちがい通信やマルチプレイをしなくても、自分の作ったキャラクターを家族や友達に見せて遊ぶような気質の人はすごく楽しめるでしょう。すれちがい通信機能を使ったとしても、何人とすれちがいをしたらゲームのやり込み要素が達成できるか、とだけ考えてしまうタイプの人は向かないかもしれません。

つまり、自分のプレイをいろんな人に見せびらかして遊べるような人は楽しいし、1人でじっくり真剣に攻略しても、それにはあまり応えてくれません。このことは、DSでヒットした、おいでよ どうぶつの森や、わがままファッションガールズモードなどの特徴にとても似ています。

【関連記事】
ガールズモードを真剣にプレイしてみた(AllAboutゲーム業界ニュース)

こうったゲームの流れについて、AllAboutゲーム業界ニュースでは、群像の時代だとか、女の子向けの横方向の進化だとか、パーソナルなゲーム、といったように角度を変えて何度かお話しています。おそらくこれは、ドラクエシリーズというよりも、ゲーム業界全体の流れであろうと、ガイドは考えています。

【関連記事】
勇者の時代から群像の時代へ(AllAboutゲーム業界ニュース)
急いで女の子向け大作ソフトを作らなくちゃ(AllAboutゲーム業界ニュース)
ゲームは個人的になって、みんなと繋がる。(AllAboutゲーム業界ニュース)

ドラクエ9に起きた批判は、今までのゲームを楽しんできたユーザーの叫びのようにも思います。あるいは、新しい時代の到来を知らせる声なのかも知れません。いずれにしろ、このような新しい形のドラクエが発売されて、それが既に300万本を突破する勢いで売れています。時代と時代の衝突音が鳴り響くなか、本当にゲームの世界は大きく変わりつつあるようです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。