風雲! 大篭城の売れ行きは?
大篭城は、1回のプレイにかかる時間は大体20分ぐらいで、電車などの移動中に遊ぶのにも丁度いい長さです。対戦モードもあり、1つのソフトがあれば2人で対戦できますから、旅行のお供なんかにもいいかもしれませんね |
川井:ノーコメントで(笑)
戸川:まだまだ厳しいです、出荷的にも、消化率的にも。
川井:そこはやはり、日本でこういう防衛シミュレーションが認知されていないというのも、大きいと思います。今の時点では発売されたばかりなので、長期スパンで地道に売れてくれると信じてはいます。
井口:さわってもらって、やってもらえれば、面白いと思ってもらえる自信はあるんですよ。実際にですね、画面写真なんかを見て地味というようなご意見もいただいているんですが、やっていただいたユーザーさん達の反応は非常にいいんです。面白いと、予想した以上に面白いと(笑)
戸川:じっくり遊べる作りこみにはこだわりました。何しろほぼ完成して、発売しようと思えばできる状態になってから、半年間はバランス調整に使いましたから。全く防衛シミュレーションをやったことが無い人が遊んでも、きちんとルールが分かるチュートリアルと易しい難易度の面があって、徐々にステップアップしながら、最後は経験者でもやりこめる難易度まで用意したつもりです。
ガイド:僕もやってみて、難易度調整に対する丁寧さは感じました。丁度いい湯加減というか、最初難しくてクリアできないと思っても、試行錯誤しているうちに何とかなっていって、いつの間にか上手になっていくという。
戸川:そういう部分がユーザーさんに口コミで広がってくれると嬉しいですね。
ガイド:そうですね、1人でも多くのユーザーさんが遊んで、防衛シミュレーションというジャンルと共に、広がるといいですよね。本日は本当にありがとうございました。
中小メーカーの持つ、チャンスと難しさ
これからもパブリッシャーは続けていきたいという河本産業のみなさん。今後はパッケージソフトだけでなく、iPod touchのApp Storeや、WiiのWiiウェアなどのダウンロード販売も考えていきたいということでした |
DSのゲームを発売する場合における最低限の金額的リスクは、開発費と、それから任天堂にROMを作ってもらう為に払う前払い金で、やり方や規模によりますが、これらが最低2,000万円ぐらいだそうです。もちろん上を見ればきりがありませんし、営業活動や宣伝にさらにお金がかかります。それでも、実際に参入して、ゲームを出すことができているわけで、そこには間違いなくチャンスがあります。
しかし一方で、売るということの難しさも、現実的な壁として立ちはだかります。たくさんのゲームが販売されるなかでユーザーの目にとまることがいかに難しいか、どれ程苦労するか、それは物量で勝負できない中小メーカーであればなおさらのことです。
そんな中で果敢にも参入し、新しいジャンルをDSに持ち込もうという挑戦の姿勢を持っているメーカーは、新しい芽であり、とても貴重です。河本産業のようなメーカーは、規模こそ小さいものの、DSやゲーム業界全体にとっても、大きな意味を持つ存在であるように思います。
【関連サイト】
風雲! 大篭城(公式サイト)
たった5人で作ったゲーム アルキメDS(AllAboutゲーム業界ニュース) 100万人が遊ぶゲームを作ったベンチャー(AllAboutゲーム業界ニュース)