ユーザーが情報を入力し続ける、ゲームというインターフェース
Wiiリモコンは、動作を入力できるインターフェースとして、とても大きな可能性を秘めています。 |
こうなるとやはり重要なのはソフトです。冒頭に紹介したMiiコンテストチャンネル、ユーザーが工夫を凝らして作ったMiiを貰うことができるのはとても魅力的ですが、それだけでは力不足です。重要なのは、そこで作られたMiiがゲームコンテンツに反映されるという点ですね。例えばマリオカートWiiでWiFiコネクションを使ってオンライン対戦をしていると、有名人の顔をしたMiiが走っていることがあります。
ガイドも実際、凄いスピードでバイクを操る世界のナベアツさんに出会ったことがあります。あまりにソックリで感心したのですが、これは実はMiiコンテストチャンネルで配布しているんですね。ゲームによって情報がユーザーによって作られる、作られた情報がユーザーに還元されてそこでまたゲームに付加価値を与えるという好例ではないでしょうか。
ゲームには、ポケモンのように数十時間という時間をかけてデータを作ってもらうことも、nintendogsのように利便性とはかけ離れた、しかし面白い通信方法を利用してもらうことも、WiiFitのような通常では考えられない情報を入力してもらうことも、できてしまう可能性があります。これらの情報をどう料理していくのか、他のユーザーとどう共有してもらうのかといったIT的なアプローチはこの先さらに重要になっていくるのではないでしょうか。
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