MGS4がキラータイトルの看板を背負う状況
シリーズブランドが持っているマーケットの質からすると、キラータイトルの看板は少々荷が重いかもしれません |
逆に言えば、PS3の広報展開において、MGS4がキラータイトルとして看板的存在になっているということが、現在のPS3の苦しい状況を表しているようにも思います。爆発まではしないものの確実に数字を叩きだせる中堅的存在が、大将格として頑張らなければならない厳しさが、PS3の現状でしょう。
とはいうものの、MGS4には頑張ってもらわなければなりません。MGS4オリジナルカラーモデルのPS3本体などがセットになった、プレミアムパックなども発売が予定され、プラットホームフォルダーのソニー・コンピュータエンタテインメントも協力して販売を盛り上げています。
現状でPS3の販売台数は200万台弱。これをMGS4がどこまで引き上げることができるのか。そしてソフト自体、どこまで販売を伸ばすことができるのか。これまでの大作ソフトのように30万前後に落ち着くのか、今までのアベレージ通り80万まで持ち上げるのか、それとも100万の大台を目指せるのか。キラータイトルの看板を背負った独占タイトルがどこまで健闘できるのかは、今後のPS3におけるマーケットを占い、各社のソフトリリースにも大きく影響していきそうです。
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