ファミリースキーは試金石となれるか
ファミリースキーはバランスWiiボードにも対応しています。WiiスポーツやWiiFitに興味を持つ層をターゲットにしているといっていいでしょう |
注目するべきは、誰かに誘われてその時だけ遊ぶだけではなく、やりたいソフトがあれば自分1人でも遊ぶ人の方が多いということではないでしょうか。ここら辺が、攻略のカギのように思うわけです。そう考えた場合、DSには脳トレや各種学習ソフトのように、この需要を満たすソフトがたくさんあります。しかし、Wiiの方はどうかというと、意外と、女性の高齢層が1人で遊べるゲームというのは少ないように思います。真っ先に思い浮かぶのはWiiFitですよね。
このWiiFitに続く、大人が1人で遊べる据え置きソフトにピタッとはまっていて、ガイドが注目しているのが、2008年1月31日にバンダイナムコゲームスから発売されたファミリースキーです。ファミリースキーの売り上げを見てみると、初週2万4千本とあまり大きくは無いのですが、そこから安定して1万本~1万5千本で推移しています。ユーザーの評判もとてもよく、ライトユーザーを中心にジワジワと広がっている印象です。
【関連サイト】
ファミリースキー(公式サイト)
知人の例で恐縮なのですが、私の友人の両親が、急にWiiが欲しいといいだしたことがありました。友人が言うには「スキーがしたいからウィルを買ってきてくれ」と言われたとか。ウィルというのは、当然Wiiのことですね。実際にスキーをする方で、どうやらファミリースキーCMを見て、ゲレンデの雰囲気がよく再現されているのが気に入ったということなんですね。それもそのはず、ファミリースキーはかの有名なリッジレーサーシリーズを手がけた精鋭チームが開発しているのです。
今まで全く想像もしなかったマーケットが、ゲーム業界の中に存在してます。そしてそれは、このデータを見る限り、さらに大きな潜在的マーケットと繋がっているように感じます。ファミリースキーのような、今までのゲームのノウハウをいかしつつ、新しいマーケットにアクセスできるようなゲームが登場していくと、さらに市場は大きく広がっていくのではないでしょうか。
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