本当にゲームは女性層や高齢層に普及したのか?

脳トレをするおばちゃんの図
脳トレなどのヒットによって、ゲームは子供だけでなく、多様な層に普及してきています
敬老の日需要という言葉をご存知でしょうか? これは、2006年に脳を鍛える大人のDSトレーニング(以下脳トレ)が発売され、その年の敬老の日、おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントとして、脳トレが売れたということを指す言葉です。ゲームが高齢層にも受け入れられていったということを示す象徴的な言葉ですね。

NintendoDS(以下DS)やWiiによって、ゲームがそれまで対象としなかった女性層や高齢層に普及して言っているという論調は、脳トレやおいでよ どうぶつの森発売以来、もう何度も繰り返されています。しかし、それは本当に正しいのでしょうか? おばちゃんたちはゲームをしているのでしょうか? 今回は本当に女性高齢層にゲームが普及しているのかということを、あるデータから検証してみたいと思います。

使用するデータは、オールアバウトとgooリサーチが行った、「デジタルアイテムとゲーム機の利用についてのアンケート」です。50代から60代のミセス約1000人を対象に、デジタルアイテムの所持率や、ゲームの利用状況などについてアンケートを行っています。

【関連サイト】
デジタルアイテムとゲーム機の利用に関する調査(gooリサーチポータル)

年配女性のゲームユーザー率ってどのくらい?

ゲームをする子供がいるおうちの図
ゲームが家にあるといっても、子供のものなのか、一緒に遊んでいるのか、それともお母さんが自分の為に買ったのか、そこが重要です
細かい数字は上記リンクをご覧いただくとして、ここでは気になる部分をピックアップしたいと思います。まず、デジタルアイテムの家庭での所有状況、ゲーム機は41.3%となっています。わざわざ取り上げておいてなんなのですが、この数字は、単体であまり意味を持ちません。というのは、家庭での所有状況というのでは、子供が持っているのか、夫が持っているのか、本人が遊んでいるのか、分からないからですね。

しかし、次のデータを見ると、驚くべき結果が現れます。ゲーム機の利用時の状況というアンケートを見ると、ゲーム機は家庭にあるが、自分はしないという人が32.4%います。これは、逆に考えると、ゲームが家庭にある方のうち、7割は遊んでいると言えてしまうわけです。このことは、デジタルアイテムの使いこなし度というアンケートの、ゲーム機について、よく使いこなせていると思う、まあまあ使いこなせていると思う、どちらともいえないの3つを足した数字ともほぼ7割で一致します。

ゲーム機を所有している41.3%のうち、さらに67.6%がゲームを実際に遊んでいるとすると、つまりアンケートを受けた50歳から69歳までの女性のうち、約3割がゲームで遊んでいるということが計算できてしまいます。次は、これがどれほど高い数字であるのかをご説明したいと思います。