映像エンターテイメントマシンとしてのXbox360
北米ではすでに、Xbox360を使って映画を楽しむというサービスが展開されています |
Xbox360のHDDはゲームのセーブデータを記録したり、あるいはゲームの体験版やデモ映像をダウンロードしたり、音楽を取り込んだりすることもできます。しかし、それらの用途では20GBですら、そう簡単には埋まりません。120GBもの大容量があっても使いきれないような気すらします。
ですが、MSの本拠地である北米ではちょっと事情が違うのです。2006年11月22日にMSは北米でXboxLiveを通して映画やテレビのコンテンツを販売するサービスを開始しています。ユーザーはゲームの追加要素などを購入するのと同じように、クレジットカードや、専用プリペイドカードを使ってお金を支払い、映画やテレビ番組をダウンロードして楽しむことができるのです。
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それぞれのコンテンツはハイビジョンの高解像度に対応したHD版と、通常の解像度のSD版があり、HD版の映画を複数保存、なんていうことを考えると20GBのHDDはあっという間に満杯になってしまうということなんですね。そこで120GBの大容量HDDを搭載したエリートの出番となるわけです。
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映像配信の仕組みができあがり、映像を記録する為の大容量のHDDと最大限に映像を美しく映す為のHDMI端子も搭載されます。これによってオンラインにおけるエンターテイメントを楽しむマシンとして非常に質の高い環境ができあがるわけです。
最後にエリートの出現によって見えてくる、Xbox360の戦略について考えてみたいと思います。