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「機動戦士ガンダム 戦場の絆」開発秘話I

最新版も登場して盛り上がる「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の開発者にインタビューを敢行。気になりつつも乗り遅れてしまった方は、このインタビューを参考にガンダムデビューしてみませんか?

執筆者:安達 孝之

乗り遅れた人も必見!あのガンダムゲームについてインタビューを敢行

ロゴ
(C)創通・サンライズ
これまでアニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにしたゲームは数え切れないほどリリースされてきましたが、その見た目に驚かされるのはドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」をおいてほかにはないでしょう。ご存じの方も多いかと思いますが、外見だけでなくその内容も驚かされるものばかり。

「機動戦士ガンダム 戦場の絆」がゲームセンターなどに登場したのは2006年11月。以降着実に熱烈なユーザーを増やして、昨年末には最新版もリリースされました。今回はそんな話題のゲーム機に乗り遅れてしまった方のために、機動戦士ガンダム 戦場の絆・開発チームへのインタビューを敢行しました。

お相手いただいたのはバンダイナムコゲームスで「機動戦士ガンダム 戦場の絆」のプロデューサー・高橋雄二氏と、同じくゲームデザインを担当する大脇崇志氏。初心者のためになる話や開発時の秘話など、あれこれ伺ってきました。このインタビューを参考に、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」デビューしてみませんか?

「機動戦士ガンダム 戦場の絆」はドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム

筐体とターミナル
画像左右4機がゲーム筐体で、中央はターミナル
(C)創通・サンライズ
インタビューの前に、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」についてその概要をかいつまんでご紹介しましょう。「機動戦士ガンダム 戦場の絆」はガンダムの世界をテーマにしたドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム。プレーヤーは上下左右180度、視野角全てがゲーム画面という半球状の「P.O.D(パノラミック・オプティカル・ディスプレイ)」を備えた、ど迫力のゲーム機に乗り込み、まさに「ガンダム(モビルスーツ)を操縦する」実感を得ながら地球連邦軍、ジオン公国軍に分かれ、チーム戦を行います。

ゲーム開始前に「ターミナル」と呼ばれる端末でパイロットカードを作成し、このカードをプレー時にゲーム機にセットします。モビルスーツの操作は主に2本のレバーと2つのフットペダルで行います。また、チーム内の仲間とチャットなどを使用して連絡することも可能で、チャットを介した連携攻撃も楽しめます。

戦闘後は、戦闘結果に応じて階級の昇格/降格やバトルスコアなどが蓄積し、このバトルスコアが貯まれば新たなモビルスーツが使用できるようになります。また、モビルスーツが格闘型、近距離戦型、射撃型、遠距離砲撃型、狙撃型の5タイプにカテゴリー分けされおり、チームの戦略に応じてモビルスーツの編成を考えるなどの楽しさもあります。

□機動戦士ガンダム 戦場の絆 オフィシャルWEBサイトhttp://gundam-kizuna.jp/
QRコード
「機動戦士ガンダム 戦場の絆」オフィシャルWEBサイトへのQRコード
上記の「機動戦士ガンダム 戦場の絆」オフィシャルWEBサイトでは、ゲームの流れや初心者にもわかりやすいプレー方法や使用できるモビルスーツの一覧などを掲載しています。是非こちらも参照してみてください。

インタビュー:「機動戦士ガンダム 戦場の絆」はこうして生まれた

インタビューカット1
画像右:プロデューサーの高橋雄二氏 画像左:ゲームデザイン担当の大脇崇志氏
――それでは初めに、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」開発時の状況についてお聞きします。開発時にはどのような試作を行われたのでしょうか?

高橋 当初、試作段階ではスクリーンに段ボール箱を使い、シートにはパイプ椅子などを置いて、その周りを暗幕で覆うような形で実験を進めていました。

――その頃から半球状のドームスクリーンを採用されていたんですか?

高橋 そうですね。この頃からドームスクリーンを想定していました。

大脇 たとえば、FPS(First Person Shooting:プレーヤー視点で展開されるシューティングゲームの一種)のようなゲームをドームスクリーンでプレーすると、前方の画面だけでなく左右にも視線を振れば周囲にいる敵や味方の位置が確認できるので、実際のサバイバルゲームのような感覚を味わえるんです。この魅力は「機動戦士ガンダム 戦場の絆」に最適だと考えていたので、開発当初からこのドームスクリーンを想定していたんです。
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